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閲覧履歴

はしか風しん混合生ワクチン「北里第一三共」

ウイルスワクチン類混合製剤

作成又は改訂年月

**
2017年1月改訂
(第7版)
*
2013年10月改訂
(第6版)

日本標準商品分類番号

876369

日本標準商品分類番号等

**2011年1月

薬効分類名

ウイルスワクチン類混合製剤

承認等

販売名

はしか風しん混合生ワクチン「北里第一三共」

販売名コード

636940CD3030

承認・許可番号

22300AMX00394

薬価基準収載年月

適用外

販売開始年月

2011年5月

貯法・使用期限等

貯法
遮光して、5℃以下に保存(【取扱い上の注意】参照)
有効期間
製造日から18箇月(最終有効年月日は外箱等に表示)

基準名

生物学的製剤基準
乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン

規制区分

生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品※
※注意−医師等の処方箋により使用すること

製法の概要及び組成

製法の概要
**本剤は、弱毒生麻しんウイルス(AIK-C株)を特定の伝染性の疾患に感染していないニワトリ胚初代培養細胞で増殖させ、得たウイルス液を精製したものと、弱毒生風しんウイルス(高橋株)を特定の伝染性の疾患に感染していない健康なウサギの初代腎臓培養細胞で増殖させ、得たウイルス液を精製したものとを混合し、安定剤を加え分注した後、凍結乾燥したものである。培養液にはM-199を使用している。
なお、本剤は製造工程でウシの血液由来成分(血清)、ウシの乳由来成分(ラクトアルブミン水解物)、及びブタの膵臓由来成分(トリプシン、パンクレアチン)を使用している。
また、1970年代に作製したマスターシードに、動物種及び原産国が明らかでない生物由来原料(血清、トリプシン、ラクトアルブミン水解物、乳糖水和物、エリスロマイシンラクトビオン酸塩、ゼラチン)を一部使用している。
組成
本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.7mLで溶かした液剤0.5mL中の組成を示す。
有効成分
弱毒生麻しんウイルス(AIK-C株) 5,000FFU以上
弱毒生風しんウイルス(高橋株)  1,000FFU以上
**安定剤
乳糖水和物 5.0W/V%
D−ソルビトール 1.8W/V%
L−グルタミン酸ナトリウム 0.4W/V%
抗生物質
エリスロマイシンラクトビオン酸塩 12.5μg(力価)以下
カナマイシン硫酸塩 12.5μg(力価)以下
希釈剤
M-199 残量

性状

本剤は、乳白色の乾燥製剤である。添付の溶剤0.7mLを加えると、速やかに溶解して無色の澄明な液剤となる。
pH
7.9〜8.5
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
1.4〜1.8

接種不適当者

(予防接種を受けることが適当でない者)
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
明らかな発熱を呈している者
重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者(「相互作用」の項参照)
妊娠していることが明らかな者
上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者

効能又は効果

本剤は、麻しん及び風しんの予防に使用する。

用法及び用量

本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.7mLで溶解し、通常、その0.5mLを1回皮下に注射する。

用法及び用量に関連する接種上の注意

接種対象者
定期の予防接種
第1期 
生後12月から24月に至るまでの間にある者
第2期 
5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(小学校就学前の1年間にある者)
任意の予防接種
任意接種として、性、年齢に関係なく接種できる。
輸血及びガンマグロブリン製剤投与との関係
輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は、通常、3か月以上間隔を置いて本剤を接種すること。
また、ガンマグロブリン製剤の大量療法において200mg/kg以上投与を受けた者は、6か月以上間隔を置いて本剤を接種すること。(「相互作用」の項参照)
*他のワクチン製剤との接種間隔
他の生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。(「相互作用」の項参照)
また、不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。

接種上の注意

接種要注意者

(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
過去にけいれんの既往のある者
過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者

重要な基本的注意

*本剤は、「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用すること。
被接種者について、接種前に必ず問診、検温及び診察(視診、聴診等)によって健康状態を調べること。
本剤は妊娠可能な婦人においては、あらかじめ約1か月間避妊した後接種すること、及びワクチン接種後約2か月間は妊娠しないように注意させること。
被接種者又はその保護者に、接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種直後及び5〜14日の間の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、さらに高熱、けいれん等の異常な症状を呈した場合には、速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。

相互作用

併用禁忌

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
副腎皮質ステロイド剤
 プレドニゾロン等

免疫抑制剤
 シクロスポリン
  サンディミュン
 タクロリムス
  プログラフ
 アザチオプリン
  イムラン
 等
本生ワクチン接種により、下記機序で麻しん又は風しん様症状があらわれるおそれがあるので接種しないこと。 免疫機能抑制下で本剤を接種すると、ワクチンウイルスの感染を増強あるいは持続させる可能性がある。
免疫抑制的な作用をもつ薬剤の投与を受けている者、特に長期あるいは大量投与を受けている者又は投与中止後6か月以内の者。

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
1.輸血及びガンマグロブリン製剤投与との関係本剤を輸血及びガンマグロブリン製剤の投与を受けた者に接種した場合、輸血及びガンマグロブリン製剤中に麻しん又は風しん抗体が含まれると、ワクチンウイルスが中和されて増殖の抑制が起こることがある。
接種前3か月以内に輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は、本剤の効果が得られないことがあるので、3か月以上すぎるまで接種を延期すること。また、ガンマグロブリン製剤の大量療法、すなわち川崎病、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の治療において200mg/kg以上投与を受けた者は、6か月以上(麻しん感染の危険性が低い場合は11か月以上)すぎるまで接種を延期すること。
本剤接種後14日以内にガンマグロブリン製剤を投与した場合は、本剤の効果が得られないことがあるので、投与後3か月以上経過した後に本剤を再接種することが望ましい。
2.ツベルクリン反応検査との関係本剤接種後、細胞性免疫の抑制が起こり1か月以内はツベルクリン反応が弱くなることがある。
3.他の生ワクチン製剤接種との関係他の生ワクチン(経口生ポリオワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチン、BCGワクチン、黄熱ワクチン等)の干渉作用により本剤のウイルスが増殖せず免疫が獲得できないおそれがあるので、他の生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。

副反応

副反応等発現状況の概要

承認時までの臨床試験において、本剤を1回皮下接種した健康小児424例中168例(39.6%)に副反応が認められた。主な副反応は、注射部位紅斑62例(14.6%)、発熱59例(13.9%)、発疹38例(9.0%)であった。
接種直後から数日中に過敏症状として、発熱、発疹、蕁麻疹等がみられた。接種後5〜14日を中心として、10%程度に37.5℃以上38.0℃以下の発熱、4%程度に38.1℃以上(最高40.1℃)の発熱がみられ、8%程度に発疹がみられた。
また、不機嫌、食欲不振、鼻漏、咳嗽、下痢、嘔吐、リンパ節症、眼脂等がみられた。
接種直後から数日中に局所症状として、紅斑、硬結、腫脹が接種部位にみられた。これらの症状は、接種後8〜14日にもみられた。

重大な副反応

ショック、アナフィラキシー
(0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
血小板減少性紫斑病
(0.1%未満)
血小板減少性紫斑病があらわれることがある。通常、接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には、血液検査等の観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
(頻度不明)
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)があらわれることがある。通常、接種後数日から2週間程度で発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害等があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
脳炎・脳症
(0.1%未満)
脳炎・脳症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
けいれん
(頻度不明)
けいれん(熱性けいれんを含む)を起こすことがある。異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

その他の副反応

*過敏症
接種直後から数日中に過敏症状として、発疹、蕁麻疹、紅斑、多形紅斑、そう痒、発熱等があらわれることがある。
全身症状
接種5〜14日後、1〜3日間のだるさ、不機嫌、発熱、発疹等があらわれることがある。特に、7〜12日を中心として20%程度に37.5℃以上、10%以下に38.5℃以上の発熱がみられる。被接種者のうち10%程度に軽度の麻しん様発疹を伴うことがある。咽頭紅斑、口腔咽頭痛、咳、鼻汁・鼻閉、眼脂、食欲減退、腹痛、下痢、嘔吐、頸部その他のリンパ節腫脹、頭痛、関節痛があらわれることがある。
局所症状
発赤、腫脹、硬結、疼痛等が接種部位にあらわれることがある。

接種時の注意

接種時
接種用器具は、ガンマ線等により滅菌されたディスポーザブル品を用いる。
本剤の溶解に当たっては、容器の栓及びその周囲をアルコールで消毒した後、添付の溶剤で均一に溶解して、所要量を注射器内に吸引する。この操作に当たっては、雑菌が迷入しないよう注意する。また、栓を取り外し、あるいは他の容器に移し使用してはならない。
注射針の先端が血管内に入っていないことを確かめること。
注射針及び注射筒は、被接種者ごとに取り換えなければならない。
接種部位
接種部位は、通常、上腕伸側とし、アルコールで消毒する。

臨床成績

有効性
臨床試験では、本剤0.5mLを健康小児に1回皮下接種した。有効性評価対象423例のうち、接種前において、麻しんウイルスあるいは風しんウイルスに対する抗体が陰性であった小児の抗体陽転率及び陽転者の接種後幾何平均抗体価は次のとおりであった。麻しん抗体は中和法とHI法(赤血球凝集抑制試験法)で測定した。風しん抗体はHI法で測定した。麻しんに対する中和抗体陽転率(中和抗体価4倍以上)は99.8%、麻しんに対するHI抗体陽転率(HI抗体価8倍以上)は99.1%、風しんに対するHI抗体陽転率(HI抗体価8倍以上)は99.1%であった。1)
安全性
臨床試験では、本剤0.5mLを健康小児に1回皮下接種した。安全性評価対象424例(男児202例、女児222例)において、接種後6〜8週間までに以下の副反応が認められた。1)

臨床成績の表

抗体陽転率及び幾何平均抗体価
抗体の種類 抗体
測定法
陽性基準
抗体価※1)
接種前抗体
陰性者数
抗体
陽転率(%)
接種後抗体価※2)
(平均値±標準偏差)
麻しん抗体 中和法 4倍 420 99.8 4.8±0.97
麻しん抗体 中和法 8倍 423 99.3 4.8±0.95
麻しん抗体 HI法 8倍 423 99.1 5.3±0.98
風しん抗体 HI法 8倍 422 99.1 6.0±1.06
※1)陽性基準抗体価:抗体陽性と規定した最小抗体価
※2)接種後抗体価:接種前に陰性で接種後に陽性になった小児の抗体価の対数変換値(log2
臨床試験において認められた副反応
発現頻度 5%以上 0.1%〜5%未満 主な副反応(5%以上)
の症状説明
全身症状 発熱(37.5℃以上)、発疹 不機嫌、鼻漏、食欲不振、上気道感染、下痢、咳嗽、蕁麻疹、鼻咽頭炎、嘔吐、リンパ節症、紅斑性皮疹、気管支炎、眼脂、胃腸炎、咽頭炎、くしゃみ、ウイルス性発疹、ウイルス性上気道感染、咽頭紅斑 発熱(37.5℃以上)の平均発現時期は接種後8.1日、平均持続期間は2.6日、最高体温は平均37.8℃(最高40.1℃)であり、最高体温の平均発現時期は接種後9.5日であった。
発疹の平均発現時期は接種後9.3日、平均持続期間は5.3日であった。
局所症状(注射部位) 紅斑 硬結、腫脹、そう痒感、内出血、発疹、丘疹 紅斑の平均発現時期は接種後5.0日、平均持続期間は4.3日であった。

薬効薬理

麻しんウイルス及び風しんウイルスは経気道的に感染し、上気道及び局所リンパ節で増殖後ウイルス血症を起こして全身の標的器官に運ばれ、麻しんあるいは風しんを発症すると考えられている。予め本剤の接種により麻しんウイルス及び風しんウイルスに対する液性免疫及び細胞性免疫が獲得されていると、感染したウイルスの増殖は抑制され、発症は阻止される。2)

取扱い上の注意

接種前
溶解時に内容をよく調べ、沈殿及び異物の混入、その他異常を認めたものは使用しないこと。
本剤のウイルスは日光に弱く、速やかに不活化されるので、溶解の前後にかかわらず光が当たらないよう注意すること。
接種時
本剤の溶解は接種直前に行い、一度溶解したものは直ちに使用する。

包装

瓶入 1人分 1本
溶剤(日本薬局方注射用水) 0.7mL 1本添付

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
KIB-MRの臨床試験成績 (社内資料)
2
宍戸 亮,国立予防衛生研究所学友会編.日本のワクチン[改訂2版]:87−123(1977)

文献請求先・製品情報お問い合わせ先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

ジャパンワクチン株式会社 お客様相談室
〒102-0081 東京都千代田区四番町6
TEL:0120-289-373

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
北里第一三共ワクチン株式会社
埼玉県北本市荒井六丁目111番地
販売元
第一三共株式会社
東京都中央区日本橋本町3-5-1
販売提携
ジャパンワクチン株式会社
東京都千代田区四番町6

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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