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閲覧履歴

ビダラビン軟膏3%「SW」

抗ウイルス剤

1g 82.3円

作成又は改訂年月

*
2014年12月改訂
(第7版)
2009年6月改訂

日本標準商品分類番号

87625

薬効分類名

抗ウイルス剤

承認等

販売名

*ビダラビン軟膏3%「SW」

販売名コード

6250700M1243

承認・許可番号

22500AMX01846000
VIDARABINE OINTMENT 3%「SW」

薬価基準収載年月

2014年12月

販売開始年月

1999年7月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に表示

組成

ビダラビン軟膏3%「SW」は、1g中にビダラビン30mgを含有する白色の軟膏剤である。
添加物として、白色ワセリン、ミリスチン酸イソプロピル、ゲル化炭化水素を含有する。

組成及び性状の表

剤形性状識別コード(容器上表示)
軟膏剤白色SW-308

一般的名称

ビダラビン軟膏

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

帯状疱疹、単純疱疹

用法及び用量

患部に適量を1日1〜4回、塗布又は貼布する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

本剤の使用は、発病初期に近い程効果が期待できるので、原則として発症から5日以内に使用開始すること。
本剤を7日間使用し、改善の兆しがみられないか、あるいは悪化する場合には他の治療に切り替えること。

使用上の注意

重要な基本的注意

本剤は局所治療を目的とした薬剤であるため、発熱、汎発疹等の全身症状がみられる場合又は使用中にあらわれた場合には重症化することがあるので、他の全身的治療を考慮すること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ペントスタチンビダラビン(注射剤)との併用により腎不全、肝不全、神経毒性等の重篤な副作用が発現したとの報告がある。ペントスタチンが、ビダラビンの代謝に関与するADA(アデノシンデアミナーゼ)酵素の阻害作用を有するため、ビダラビンの血中濃度が高まることによると考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
頻度不明
皮膚接触皮膚炎様症状、刺激感、そう痒感等
上記のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。なお、静脈投与による動物実験(ラット、ウサギ)で催奇形作用が報告されている。〕

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

適用上の注意

使用部位:眼科用として、角膜、結膜には使用しないこと。
その他:本剤の基剤として使用されている油脂性成分は、コンドーム等の避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化・破損する可能性があるため、これらとの接触を避けさせること。

薬効薬理

抗ウイルス作用
単純ヘルペスウイルス(HSV)、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)、サイトメガロウイルス(CMV)等のDNAウイルスに対して強い増殖抑制作用を示すが、インフルエンザウイルス(IV)等のRNAウイルスに対しては抗ウイルス作用は示さない(in vitro)。
単純ヘルペスウイルスI型感染症モデルにおける作用1)
マウス単純ヘルペスウイルスI型(HSV-I)感染症(皮膚感染症、会陰部感染症)モデルにおいて、単純ヘルペスウイルスI型感染症モデルの生存率を指標として抗ウイルス作用を検討したところ、本剤塗布群は基剤塗布群に対して有意に生存率が上昇した。
作用機序
ビダラビンは、宿主細胞由来のチミジンキナーゼによりリン酸化されAra-A三リン酸となり、これが選択的にウイルスのDNA依存DNAポリメラーゼ活性を強力に阻害し、DNAウイルスの増殖を抑制するものと考えられている。

有効成分に関する理化学的知見

一般名
ビダラビン(Vidarabine)
化学名
9-β-D-arabinofuranosyladenine
分子式
C10H13N5O4
分子量
267.24
融点
約250℃(分解)
構造式
性状
ビダラビンは白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。ジメチルスルホキシドに溶けやすく、酢酸(100)に溶けにくく、水又はエタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。

取扱い上の注意

・安定性試験
アルミチューブに充てんしたものを用いた長期保存試験(室温、3年間)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。2)

包装

5g×5、5g×10

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
沢井製薬(株)社内資料[薬効薬理に関する資料]
2
沢井製薬(株)社内資料[安定性試験]

文献請求先

主要文献欄に記載の文献・社内資料は下記にご請求下さい。

日医工株式会社 お客様サポートセンター
〒930-8583 富山市総曲輪1丁目6番21
フリーダイヤル(0120)517-215
Fax(076)442-8948

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

販売元
日医工株式会社
富山市総曲輪1丁目6番21
製造販売元
沢井製薬株式会社
大阪市淀川区宮原5丁目2-30

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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