選択的セロトニン再取り込み阻害剤
1錠 11.2円
剤形 | フィルムコーティング錠 |
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色調 | 帯紅白色 |
外形:表面 | |
外形:裏面 | |
外形:側面 | |
直径 | 6.6mm |
厚さ | 3.5mm |
質量 | 163mg |
本体コード | 828 |
包装コード | 828 |
剤形 | フィルムコーティング錠 |
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色調 | 帯紅白色 |
外形:表面 | |
外形:裏面 | |
外形:側面 | |
直径 | 8.1mm |
厚さ | 4.7mm |
質量 | 325mg |
本体コード | 829 |
包装コード | 829 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
**MAO阻害剤 セレギリン塩酸塩 (エフピー), ラサギリンメシル酸塩 (アジレクト), サフィナミドメシル酸塩 (エクフィナ) | セロトニン症候群があらわれることがある。MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者には投与しないこと。また,本剤の投与中止後2週間以内にMAO阻害剤の投与を開始しないこと。(「重大な副作用」の項参照) | 脳内セロトニン濃度が高まると考えられている。 |
**ピモジド | QT延長,心室性不整脈(torsade de pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用があらわれるおそれがある。 | ピモジド(2mg)と本剤との併用により,ピモジドの血中濃度が上昇したことが報告されている。本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することによると考えられる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
セロトニン作用を有する薬剤 炭酸リチウム, 選択的セロトニン再取り込み阻害剤, トリプタン系薬剤(スマトリプタン等), セロトニン前駆物質(L-トリプトファン,5-ヒドロキシトリプトファン等)含有製剤又は食品等, トラマドール, フェンタニル, リネゾリド, セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等 | セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 これらの薬物を併用する際には観察を十分に行うこと。(「重大な副作用」の項参照) | 相互にセロトニン作用が増強するおそれがある。 |
メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー) | セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 これらの薬物を併用する際には観察を十分に行うこと。(「重大な副作用」の項参照) | メチルチオニニウム塩化物水和物はMAO阻害作用を有するため,セロトニン作用が増強される。 |
フェノチアジン系抗精神病剤 ペルフェナジン リスペリドン | これらの抗精神病剤との併用により悪性症候群があらわれるおそれがある。(「重大な副作用」の項参照) これらの薬剤の作用が増強され,過鎮静,錐体外路症状等の発現が報告されている。 | 本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することにより,患者によってはこれら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 パロキセチン製剤とペルフェナジンとの併用により,ペルフェナジンの血中濃度が約6倍増加したことが報告されている。 パロキセチン製剤とリスペリドンとの併用により,リスペリドン及び活性代謝物の血中濃度が約1.4倍増加したことが報告されている。 |
三環系抗うつ剤 アミトリプチリン塩酸塩, ノルトリプチリン塩酸塩, イミプラミン塩酸塩 | これら薬剤の作用が増強されるおそれがある。イミプラミンとパロキセチン製剤の薬物相互作用試験において,併用投与により鎮静及び抗コリン作用の症状が報告されている。 | 本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することにより,患者によってはこれら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 パロキセチン製剤とイミプラミンとの併用により,イミプラミンのAUCが約1.7倍増加したことが報告されている。 |
抗不整脈剤 プロパフェノン塩酸塩, フレカイニド酢酸塩 | これら薬剤の作用が増強されるおそれがある。 | 本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することにより,患者によってはこれら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
β-遮断剤 チモロールマレイン酸塩 | これら薬剤の作用が増強されるおそれがある。 | 本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することにより,患者によってはこれら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
β-遮断剤 メトプロロール酒石酸塩 | メトプロロールとパロキセチン製剤の併用投与により,重度の血圧低下が報告されている。 | パロキセチン製剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することにより,メトプロロールの(S)-体及び(R)-体のT1/2がそれぞれ約2.1及び2.5倍,AUCがそれぞれ約5及び8倍増加したことが報告されている。 |
アトモキセチン | 併用によりアトモキセチンの血中濃度が上昇したとの報告がある。 | 本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することによると考えられる。 |
タモキシフェン | タモキシフェンの作用が減弱されるおそれがある。 併用により乳癌による死亡リスクが増加したとの報告がある。 | 本剤が肝臓の薬物代謝酵素CYP2D6を阻害することにより,タモキシフェンの活性代謝物の血中濃度が減少するおそれがある。 |
キニジン シメチジン | 本剤の作用が増強するおそれがある。 | これらの薬剤の肝薬物代謝酵素阻害作用により,本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。シメチジンとの併用により,パロキセチン製剤の血中濃度が約50%増加したことが報告されている。 |
フェニトイン フェノバルビタール カルバマゼピン リファンピシン | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により,本剤の血中濃度が低下するおそれがある。フェノバルビタールとの併用により,パロキセチン製剤のAUC及びT1/2がそれぞれ平均25及び38%減少したことが報告されている。 |
ホスアンプレナビルとリトナビルの併用時 | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 作用機序は不明であるが,ホスアンプレナビルとリトナビルとの併用時にパロキセチン製剤の血中濃度が約60%減少したことが報告されている。 |
ワルファリン | ワルファリンの作用が増強されるおそれがある。 | パロキセチン製剤との相互作用は認められていないが,他の抗うつ剤で作用の増強が報告されている。 |
ジゴキシン | ジゴキシンの作用が減弱されるおそれがある。 | 健康人において,パロキセチン製剤によるジゴキシンの血中濃度の低下が認められている。 |
止血・血液凝固を阻害する薬剤 非ステロイド性抗炎症剤, アスピリン, ワルファリン等 出血症状の報告のある薬剤 フェノチアジン系抗精神病剤, 非定型抗精神病剤, 三環系抗うつ剤等 | 出血傾向が増強するおそれがある。 | これらの薬剤を併用することにより作用が増強されることが考えられる。 |
アルコール (飲酒) | 本剤服用中は,飲酒を避けることが望ましい。 | パロキセチン製剤との相互作用は認められていないが,他の抗うつ剤で作用の増強が報告されている。 |
頻度不明 | |
全身症状 | 倦怠(感),ほてり,無力症,疲労,発熱,悪寒 |
精神神経系 | 傾眠,めまい,頭痛,不眠,振戦,神経過敏,知覚減退,躁病反応,感情鈍麻,錐体外路障害,あくび,アカシジア注1),味覚異常,異常な夢(悪夢を含む),激越,健忘,失神,緊張亢進,離人症,レストレスレッグス症候群 |
消化器 | 嘔気,便秘,食欲不振,腹痛,口渇,嘔吐,下痢,消化不良 |
循環器 | 心悸亢進,一過性の血圧上昇又は低下,起立性低血圧,頻脈 |
過敏症 | 発疹,そう痒,蕁麻疹,血管性浮腫,紅斑性発疹,光線過敏症 |
血液 | 白血球増多,ヘモグロビン減少,ヘマトクリット値増加又は減少,赤血球減少,異常出血(皮下溢血,紫斑,胃腸出血等) |
肝臓 | 肝機能検査値異常(ALT(GPT),AST(GOT),γ-GTP,LDH,Al-P,総ビリルビンの上昇,ウロビリノーゲン陽性等) |
腎臓・泌尿器 | BUN上昇,尿沈渣(赤血球,白血球),尿蛋白,排尿困難,尿閉,尿失禁 |
眼 | 霧視,視力異常,散瞳,急性緑内障 |
その他 | 性機能異常(射精遅延,勃起障害等)注2),発汗,総コレステロール上昇,体重増加,血清カリウム上昇,総蛋白減少,乳汁漏出,末梢性浮腫,高プロラクチン血症,月経障害(不正子宮出血,無月経等) |