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閲覧履歴

サラゾピリン錠500mg

潰瘍性大腸炎治療剤

1錠 18.1円

作成又は改訂年月

**
2014年2月改訂
(第5版)
*
2012年2月改訂

日本標準商品分類番号

876219

日本標準商品分類番号等

1942年4月

薬効分類名

潰瘍性大腸炎治療剤

承認等

販売名

サラゾピリン錠500mg

販売名コード

6219001F1071

承認・許可番号

22000AMX02021
Salazopyrin Tablets 500mg

薬価基準収載年月

2008年12月

販売開始年月

2009年1月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
最終年月を外箱等に記載

規制区分

処方箋医薬品注)
注)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中:
有効成分
日局 サラゾスルファピリジン500mg
添加物
軽質無水ケイ酸
ステアリン酸マグネシウム
トウモロコシデンプン
ポビドン

性状

外形(上面)
外形(下面)
外形(側面)
直径17.7×7.5mm
厚さ5.7mm
重量640mg
識別コードKPh101
色調等黄色〜黄褐色
だ円形の素錠
割線入り

一般的名称

サラゾスルファピリジン錠

禁忌

サルファ剤又はサリチル酸製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
新生児、低出生体重児[「小児等への投与」の項参照]

効能又は効果

潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、非特異性大腸炎

用法及び用量

通常1日4〜8錠(2〜4g)を4〜6回に分服する。
症状により
初回毎日16錠(8g)を用いても差しつかえない。
この場合3週間を過ぎれば次第に減量し、1日3〜4錠(1.5〜2g)を用いる。
ステロイド療法を長期間継続した症例については、サラゾピリン4錠(2g)を併用しながら、徐々にステロイドを減量することが必要である。

使用上の注意

慎重投与

血液障害のある患者
肝障害のある患者
腎障害のある患者
気管支喘息のある患者[急性発作が起こるおそれがある。]
急性間歇性ポルフィリン症の患者[急性発作が起こるおそれがある。]
グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏患者[溶血が起こるおそれがある。]
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、授乳婦[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
他の薬物に対し過敏症の既往歴のある患者

重要な基本的注意

本剤投与開始前には、必ず血液学的検査(白血球分画を含む血液像)、肝機能検査及び腎機能検査を実施すること。
投与中は臨床症状を十分観察するとともに、定期的に(原則として、投与開始後最初の3ヵ月間は2週間に1回、次の3ヵ月間は4週間に1回、その後は3ヵ月ごとに1回)、血液学的検査及び肝機能検査を行うこと。また、腎機能検査についても定期的に行うこと。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
スルホニルアミド系経口糖尿病用剤
スルホニルウレア系経口糖尿病用剤
低血糖を発症するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。代謝抑制又は蛋白結合の置換により、作用が増強される。
クマリン系抗凝血剤併用薬の血中濃度が上昇し、プロトロンビン時間が延長するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。併用薬の代謝が抑制される。
葉酸葉酸の吸収が低下し、大赤血球症、汎血球減少を来す葉酸欠乏症を起こすおそれがあるので、葉酸欠乏症が疑われる場合は、葉酸を補給すること。機序不明
ジゴキシンジゴキシンの吸収が低下するおそれがある。機序不明
アザチオプリン
メルカプトプリン
白血球減少等の骨髄抑制があらわれるおそれがある。本剤はこれらの薬剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼを阻害するとの報告がある。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

再生不良性貧血(頻度不明)、汎血球減少症(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)、貧血(溶血性貧血、巨赤芽球性貧血(葉酸欠乏)等)(頻度不明)、播種性血管内凝固症候群(DIC)(頻度不明)
再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少、貧血(溶血性貧血、巨赤芽球性貧血(葉酸欠乏)等)、播種性血管内凝固症候群(DIC)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
*中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、紅皮症型薬疹(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症型薬疹があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
過敏症症候群(頻度不明)、伝染性単核球症様症状(頻度不明)
過敏症症候群、伝染性単核球症様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、次のような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。初期症状として発疹、発熱、感冒様症状がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害、肝腫、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う重篤な過敏症状が遅発性にあらわれることがある。
なお、これらの症状は、薬剤を中止しても再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
間質性肺炎(頻度不明)、薬剤性肺炎(頻度不明)、PIE症候群(頻度不明)、線維性肺胞炎(頻度不明)
間質性肺炎、薬剤性肺炎、PIE症候群、線維性肺胞炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、喀痰、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線検査、血液検査等を実施し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全(頻度不明)、ネフローゼ症候群(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)
急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍(出血、穿孔を伴うことがある)(頻度不明)、S状結腸穿孔(頻度不明)
消化性潰瘍(出血、穿孔を伴うことがある)、S状結腸穿孔があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
脳症(頻度不明)
脳症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、意識障害、痙攣等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
無菌性髄膜(脳)炎(頻度不明)
無菌性髄膜(脳)炎(頸部(項部)硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐あるいは意識混濁等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心膜炎(頻度不明)、胸膜炎(頻度不明)
心膜炎、胸膜炎があらわれることがあるので、呼吸困難、胸部痛、胸水等があらわれた場合には投与を中止し、速やかに心電図検査、胸部X線検査等を実施し、適切な処置を行うこと。
SLE様症状(頻度不明)
SLE様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
劇症肝炎(頻度不明)、肝炎(頻度不明)、肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)の著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。また、肝不全、劇症肝炎に至るおそれがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
**ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、発疹、血圧低下、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

血液注1)(頻度不明)
顆粒球減少、白血球減少、異型リンパ球出現、免疫グロブリン減少、好酸球増多
肝臓注1)(頻度不明)
AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇
腎臓注1)(頻度不明)
尿路結石、腫脹、浮腫、糖尿、蛋白尿、BUN上昇、血尿
皮膚(頻度不明)
脱毛
**消化器(頻度不明)
食欲不振、悪心注2)・嘔吐、腹部膨満感、口内炎、口唇炎、舌炎、腹痛、胃不快感、胸やけ、膵炎、口渇、便秘、下痢、口腔咽頭痛
過敏症注1)(頻度不明)
発疹、そう痒感、光線過敏症、血清病、紅斑、顔面潮紅、蕁麻疹
精神神経系(頻度不明)
頭痛、末梢神経炎、うとうと状態、めまい、耳鳴、抑うつ
その他(頻度不明)
精子数及び精子運動性の可逆的な減少注3)、倦怠感、胸痛、筋肉痛、関節痛、心悸亢進、発熱、味覚異常、嗅覚異常
注1:このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
注2:軽度の悪心であれば半量に減じ、高度の悪心であれば2〜3日投薬を中止後、しだいに増量して元の量に戻すこと。
注3:2〜3ヵ月の休薬により回復するとの報告がある。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[本剤の動物実験では催奇形作用は認められていないが、他のサルファ剤(スルファメトピラジン等)では催奇形作用が認められている。また、本剤の代謝物の胎盤通過により新生児に高ビリルビン血症を起こすことがある。]
*授乳婦
授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を中止させること。[母乳中に移行し、乳児に血便又は血性下痢があらわれたとの報告がある。]

小児等への投与

新生児、低出生体重児には投与しないこと。[高ビリルビン血症を起こすことがある。]
乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

過量投与

サラゾスルファピリジンの過量投与時の一般的な症状、処置は次のとおりである。
症状
悪心・嘔吐、胃腸障害、腹痛、精神神経系症状(傾眠、痙攣等)
処置
症状に応じて、催吐、胃洗浄、寫下、尿のアルカリ化、強制利尿(腎機能が正常な場合)、血液透析等を行う。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

動物実験(ラット)で甲状腺腫及び甲状腺機能異常を起こすことが報告されている。
本剤の成分により皮膚、爪及び尿・汗等の体液が黄色〜黄赤色に着色することがある。また、ソフトコンタクトレンズが着色することがある。

薬物動態

[参考]1)
ラットにカルボキシル14C-サラゾスルファピリジンを経口投与して吸収・分布・代謝及び排泄を調べた。
血中濃度
経口投与後7時間経って最高血中濃度を示し、以後漸減した。
分布
回腸、結腸、直腸に多く分布がみられ、次いで肝に比較的多い分布がみられた。腎にも少量の分布がみられたが、肺、脾、心筋、膵、脳その他の臓器にはほとんど認められなかった。
代謝
薄層クロマトグラフィーによる検索の結果、サラゾスルファピリジンの主代謝産物は、サリチル酸部分に由来するアセチルアミノサリチル酸と、スルファピリジン部分に由来するアセチル・スルファピリジン・グルクロナイド及びスルファピリジン・グルクロナイドであった。
排泄
尿中へは全投与量の10%前後が排泄され、残余は糞中に排泄された。胆汁排泄量はわずかであった。なお尿での主代謝産物は5-アセチルアミノサリチル酸が90%を占めた。

臨床成績

全国11施設で潰瘍性大腸炎と診断された患者56例を対象にした群間比較試験を実施した。本剤を1日6錠、3回に分服し4週間投与後臨床症状、内視鏡所見を総合判定した結果、効果判定の対象となった16例中、有効13例(有効率81%)で、対照薬剤サラゾピリン坐剤などとほぼ同等の効果を示した。2)

薬効薬理

抗炎症作用3〜10)
潰瘍性大腸炎はその病因がいまだに不明で、サラゾピリンの作用機序についても明快な結論は得られていない。投与されたサラゾスルファピリジンの約3分の1は小腸でそのままの形で吸収されるが、大部分は大腸に運ばれ、そこで腸内細菌の作用をうけて5-アミノサリチル酸とスルファピリジンに分解・吸収される。その治療活性部分は5-アミノサリチル酸であることが明らかにされている。5-アミノサリチル酸は組織学的に変化の認められる粘膜上皮下の結合組織に対して特異な親和力を示し、この5-アミノサリチル酸の抗炎症作用により効果をあらわすのであろうと推定されている。

有効成分に関する理化学的知見

一般名
サラゾスルファピリジン(Salazosulfapyridine)
化学名
2-Hydroxy-5-[4-(pyridin-2-ylsulfamoyl)phenylazo]benzoic acid
分子式
C18H14N4O5S
分子量
398.39
構造式
性状
黄色〜黄褐色の微細な粉末で、におい及び味はない。
ピリジンにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、水、クロロホルム又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
融点:240〜249℃(分解)

包装

サラゾピリン錠500mg:100錠、500錠(PTP)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
小野 泰蔵:基礎と臨床 17(8):2553,1983 [L20030604011]
2
松永 藤雄ほか:基礎と臨床 14(9):2486,1980 [L20030604018]
3
吉田 豊ほか:日本臨床 35(5):1872,1977 [L20030606010]
4
Schroder,H.et al.:Clin Pharmacol Ther 13(4):539,1972 [L20030606018]
5
Campbell,D.E.S.:Z Gastroenterol 19(Suppl.):15,1981 [L20030606023]
6
Azad Khan,A.K.et al.:Lancet 310(8044):892,1977 [L20030606032]
7
Van Hees,P.A.M.et al.:Lancet 311(8058):277,1978 [L20030606044]
8
Helander,S.:Acta Physiol Scand 10(Suppl.29):11,1945 [L20030606080]
9
Hanngren,A.et al.:Acta Med Scand 173(fasc.1):61,1963 [L20030606090]
10
Hanngren,A.et al.:Acta Med Scand 173(fasc.4):391,1963 [L20030606102]

文献請求先

ファイザー株式会社 製品情報センター
〒151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7
学術情報ダイヤル 0120-664-467
FAX 03-3379-3053

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売
ファイザー株式会社
東京都渋谷区代々木3-22-7

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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