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閲覧履歴

ノイロビタン配合錠

混合ビタミン剤

1錠 5.8円

添付文書番号

3179106F1039_2_03

企業コード

171911

作成又は改訂年月

2022年12月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

873179

薬効分類名

混合ビタミン剤

承認等

販売名

ノイロビタン配合錠

販売名コード

3179106F1039

販売名英字表記

Neurovitan Combination Tablets

販売名ひらがな

のいろびたんはいごうじょう

承認番号等

承認番号
22100AMX01283

販売開始年月

1966年11月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年3カ月

一般的名称

オクトチアミンリボフラビンピリドキシン塩酸塩シアノコバラミン

組成・性状

組成

ノイロビタン配合錠
有効成分
1錠中
オクトチアミン  25mg
有効成分
日局 リボフラビン  2.5mg
有効成分
日局 ピリドキシン塩酸塩  40mg
有効成分
日局 シアノコバラミン  0.25mg
添加剤
乳糖水和物、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、トリアセチン、マクロゴール、酸化チタン、タルク、三二酸化鉄

製剤の性状

ノイロビタン配合錠
剤形フィルムコーティング錠
色調淡紅色
外形
表面
裏面
側面
大きさ
大きさ(直径)
約7.1mm
大きさ(厚さ)
約3.3mm
質量約136mg
識別コード006

効能又は効果

  • 本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦等)
  • 下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
    神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法及び用量

通常成人1日1~3錠を経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

相互作用

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
レボドパ
パーキンソン症状が悪化することがある。
本剤中に含まれるビタミンB6はレボドパの作用を減弱することがある。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
消化器
腹部膨満、便秘、嘔気、下痢
その他
めまい

臨床検査結果に及ぼす影響

ビタミンB2により、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。

適用上の注意

薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

薬効薬理

作用機序
神経組織代謝機構に対する代謝賦活作用を有する各成分の配合により、各種神経症状、無力状態、衰弱状態等を改善する。
オクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12配合について
  1. ビタミンB1、ビタミンB6欠乏状態で培養したマウスのNeuroblastoma cell増殖に対するオクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12合剤及び各々の単独添加時の作用を検討した実験において、合剤添加は各々の単独添加時に比し有意に高い増殖を示した 。
  2. 家兎の顔面神経切断後の神経再生に及ぼす影響を調べた実験において、オクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12合剤投与群は各々の単独投与群に比し神経再生を促進した 。
  3. ラットのアクリルアミド投与による実験的神経炎に対するオクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12の三者併用投与群、各々の単独投与群、二者併用投与群の効果を比較検討した実験では、三者併用投与群において最もその回復が促進された 。
ビタミンB2添加について
種々の基礎的実験において、ビタミンB1類大量投与により血中ビタミンB2量が減少し、一過性に尿中ビタミンB2排泄量が増加するとの多くの報告があり、またビタミンB1類大量投与により臓器内ビタミンB2濃度が減少するとの報告からみて、病的状態にある諸種疾患患者に対してビタミンB1類を大量あるいは連続投与する際に、ビタミンB2を併用することは意味がある,,,

有効成分に関する理化学的知見

19.1 オクトチアミン
一般的名称
オクトチアミン(Octotiamine)
化学名
8-[[2-[N-[(4-Amino-2-methyl-5-pyrimidinyl)methyl]formamido]-1-(2-hydroxy)propenyl]dithio]-6-mercaptooctanoic acid,methyl ester acetate
分子式
C23H36N4O5S3
分子量
544.74
性状
オクトチアミンは白色~帯微黄白色の粉末で、においはなく、味はないか、又はわずかに苦味がある。クロロホルムに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
化学構造式
融点
約120℃(分解)
19.2 リボフラビン
一般的名称
リボフラビン(Riboflavin)
化学名
7,8-Dimethyl-10-[(2S,3S,4R)-2,3,4,5-tetrahydroxypentyl]benzo[g]pteridine-2,4(3H,10H)-dione
分子式
C17H20N4O6
分子量
376.36
性状
リボフラビンは黄色~だいだい黄色の結晶で、わずかににおいがある。水に極めて溶けにくく、エタノール(95)、酢酸(100)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。飽和水溶液は中性である。光によって分解する。
化学構造式
融点
約290℃(分解)
19.3 ピリドキシン塩酸塩
一般的名称
ピリドキシン塩酸塩(Pyridoxine Hydrochloride)
化学名
4,5-Bis(hydroxymethyl)-2-methylpyridin-3-ol monohydrochloride
分子式
C8H11NO3・HCl
分子量
205.64
性状
ピリドキシン塩酸塩は白色~微黄色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、無水酢酸、酢酸(100)にほとんど溶けない。光によって徐々に変化する。
化学構造式
融点
約206℃(分解)
19.4 シアノコバラミン
一般的名称
シアノコバラミン(Cyanocobalamin)
化学名
Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzoimidazol-1-yl)]-Coβ-cyanocobamide
分子式
C63H88CoN14O14P
分子量
1355.37
性状
シアノコバラミンは暗赤色の結晶又は粉末である。水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。吸湿性である。
化学構造式

取扱い上の注意

本品は高防湿性の内袋により品質保持をはかっているので、内袋開封後は湿気を避けて保存すること。

包装

500錠[10錠(PTP)×50、乾燥剤入り]
1,000錠[10錠(PTP)×100、乾燥剤入り]
1,000錠[瓶、バラ、乾燥剤セットキャップ]

主要文献

1
本多文夫 他:社内報告書(マウス神経芽細胞腫・薬理作用)(DIR090100)
2
内藤 儁 他:日本耳鼻咽喉科学会会報 1967;70(2):178-179[NR-01019]
3
本多文夫 他:社内報告書(神経炎発現ラット・薬理作用)(DIR920029)
4
品川利郎:ビタミン 1956;11:175-178[NR-01046]
5
西尾雅七 他:ビタミン 1957;13:664-665[NR-01048]
6
村井文彦:ビタミン 1959;16:396-400[NR-01049]
7
村田希久 他:ビタミン 1957;12:186[NR-01047]

文献請求先及び問い合わせ先

LTLファーマ株式会社 コールセンター
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目10番1号
フリーダイヤル 0120-303-711

製造販売業者等

製造販売
LTLファーマ株式会社
東京都新宿区西新宿6丁目10番1号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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