添付文書番号
2511400A1048_1_02
企業コード
530113
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872511
薬効分類名
尿路消毒剤
承認等
販売名
ヘキサミン静注液2g「ニッシン」
販売名コード
販売名英字表記
Hexamine Intravenous Solution 2g “NISSIN”
販売名ひらがな
へきさみんじょうちゅうえき2g「にっしん」
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
規制区分
一般的名称
ヘキサミン
禁忌(次の患者には投与しないこと)
腎不全のある患者
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
尿をアルカリ性にする薬剤を投与している患者
組成・性状
組成
製剤の性状
ヘキサミン静注液2g「ニッシン」
pH | 約9 |
---|
浸透圧比 | 約11(生理食塩液に対する比) |
---|
性状 | 無色澄明の液(水性注射剤) |
---|
効能又は効果
用法及び用量
ヘキサミンとして、通常成人1日1〜2gを静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
特定の背景を有する患者に関する注意
腎機能障害患者
腎不全患者
投与しないこと。体内に蓄積し、毒性を示すおそれがある。
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
併用禁忌(併用しないこと)
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|
尿をアルカリ性にする薬剤 炭酸水素ナトリウム(重曹)等 | 本剤の効果が減弱することがある。 | 本剤は酸性尿(pHが5.5以下)中で抗菌作用を発現するが、尿をアルカリ性にする薬剤は本剤の作用を減弱させる。 |
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
適用上の注意
薬剤調製時の注意
寒冷時に結晶を析出することがあるので、このような場合には体温程度に加温溶解の後使用すること。
薬剤投与時の注意
静脈内投与にあたっては、できるだけゆっくり投与すること。
薬効薬理
作用機序
ヘキサミンは尿中で分解してホルムアルデヒドを遊離し、尿に防腐性を与える 。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
ヘキサミン(Hexamine)
化学名
1,3,5,7-Tetraazatricyclo〔3,3,1,137〕-decane
分子式
C6H12N4
分子量
140.19
性状
無色の光沢のある結晶又は白色の結晶性の粉末で、においはない。水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。約260℃で昇華する。点火するとき、無煙の炎をあげて燃える。
化学構造式
包装
主要文献
1
第八改正日本薬局方解説書.:廣川書店;1971.C1521-1523
文献請求先及び問い合わせ先
〒994-0069 山形県天童市清池東二丁目3番1号
製造販売業者等