グリコペプチド系抗生物質製剤
1瓶 681円
有効成分・含量 | 剤形・性状 | pH | 浸透圧比(生理食塩液に対する比) |
1バイアル中 日局バンコマイシン塩酸塩 0.5g(力価) | 白色の塊又は粉末、凍結乾燥品 用時溶解して用いる注射剤 | 2.5〜4.5 (1バイアル/10mL水溶液) | 約1 (1バイアル/100mL生理食塩液) |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
全身麻酔薬 チオペンタール等 | 同時に投与すると、紅斑、ヒスタミン様潮紅、アナフィラキシー反応等の副作用が発現することがある。 全身麻酔の開始1時間前には本剤の点滴静注を終了する。 | 全身麻酔薬には、アナフィラキシー作用、ヒスタミン遊離作用を有するものがあり、本剤にもヒスタミン遊離作用がある。しかし、相互作用の機序は不明 |
腎毒性及び聴器毒性を有する薬剤 アミノグリコシド系抗生物質 アルベカシン トブラマイシン 等 白金含有抗悪性腫瘍剤 シスプラチン ネダプラチン 等 | 腎障害、聴覚障害が発現、悪化するおそれがあるので、併用は避けること。やむを得ず併用する場合は、慎重に投与する。 | 機序:両剤共に腎毒性、聴器毒性を有するが、相互作用の機序は不明 危険因子:腎障害のある患者、高齢者、長期投与の患者等 |
腎毒性を有する薬剤 アムホテリシンB シクロスポリン 等 | 腎障害が発現、悪化するおそれがあるので、併用は避けること。やむを得ず併用する場合は、慎重に投与する。 | 機序:両剤共に腎毒性を有するが、相互作用の機序は不明 危険因子:腎障害のある患者、高齢者、長期投与の患者等 |
頻度不明 | |
過敏症注1) | 発疹、 |
肝臓注2) | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、LAP上昇 |
腎臓注3) | BUN上昇、クレアチニン上昇 |
血液 | 貧血、白血球減少、血小板減少、好酸球増多 |
消化器 | 下痢、嘔気、嘔吐、腹痛 |
その他 | 発熱、静脈炎、血管痛、皮膚血管炎、悪寒、注射部疼痛 |