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第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店.2021:C-3937-3940
カルシウム剤
1g 3.64円
有効成分 | 1g中 日局 乳酸カルシウム水和物 1g |
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性状 | 白色の粉末又は粒で、においはなく、味は僅かに酸味がある。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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ジギタリス製剤 ジゴキシン等 | ジギタリス中毒(不整脈、ショック)があらわれることがある。定期的にジギタリス中毒の有無、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤を減量若しくは中止する。 | ジギタリス製剤の作用を増強する。 |
テトラサイクリン系抗生物質 テトラサイクリン ミノサイクリン等 | テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。 | カルシウムイオンはキレート化によりテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する。 |
ニューキノロン系抗菌剤 シプロフロキサシン塩酸塩 ノルフロキサシン トスフロキサシントシル酸塩水和物等 | ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。 | カルシウムイオンはキレート化によりニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下させる。 |
活性型ビタミンD製剤 アルファカルシドール カルシトリオール エルデカルシトール等 | 高カルシウム血症があらわれやすい。 | 腸管でのカルシウムの吸収が促進される。 |
頻度不明 | |
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消化器 | 便秘 |
その他 | 高カルシウム血症注) 、結石症注) |