作成又は改訂年月
※※
2010年1月改訂
(第4版、取扱い上の注意の項等)
※
2007年7月改訂
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
販売名
キシリトール注射液20%「トーワ」
販売名コード
承認・許可番号
(59AM)435
XYLITOL INJECTION 20% “TOWA”
薬価基準収載年月
販売開始年月
使用期限等
基準名
規制区分
処方せん医薬品注)
注)注意−医師等の処方せんにより使用すること
組成
1管容量
20mL
1管中の有効成分
日局 キシリトール…4g
無色澄明の液で、味は甘い。
pH
4.5〜7.5
浸透圧比
約5(生理食塩液に対する比)
性状
一般的名称
禁忌
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こる。このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
キシリトールとして、通常、成人1日2〜50gを1〜数回に分けて静脈内注射または点滴静注する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、キシリトールとして、1日量100gまでとする。点滴静注する場合、その速度はキシリトールとして0.3g/kg/hr以下とすること。
使用上の注意
慎重投与
尿崩症の患者[本症には適切な水分、電解質管理が必要であり、本剤の投与により電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
肝障害、腎障害のある患者[キシリトールの大量を急速投与すると肝障害、腎障害があらわれるおそれがある。]
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
大量・急速投与
頻度不明
キシリトールの大量を急速投与すると、電解質喪失を起こすことがある。また、肝障害、腎障害があらわれることがある。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。
適用上の注意
投与経路
静脈内に投与すること。
皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
投与前
投与に際しては、感染に対する配慮をすること。(患者の皮膚や器具消毒)
寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
開封後直ちに使用し、残液は決して使用しないこと。
投与時
ゆっくり静脈内に投与すること。
投与後
高濃度液投与の急激な中止により、低血糖を起こすおそれがある。
アンプルカット時
本剤はワンポイントカットアンプルであるが、異物の混入を避けるため、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
その他の注意
キシリトールの大量を急速投与すると、腎、脳にシュウ酸カルシウムの沈着が認められたとの報告がある。
有効成分に関する理化学的知見
構造式:
一般名:キシリトール(Xylitol)
化学名:meso-Xylitol
分子式:C5H12O5
分子量:152.15
性 状:白色の結晶又は粉末で、においはなく、味は甘い。水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくい。吸湿性である。
融 点:93.0〜95.0℃
取扱い上の注意
注意
完全に澄明でないものは使用しないこと。
本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプル頭部の●マークを上にして反対方向に折りとること。
※※安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年)の結果、キシリトール注射液20%「トーワ」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された1)。
包装
キシリトール注射液20%「トーワ」:20mL×10管、20mL×50管
主要文献
※,※※文献請求先・製品情報お問い合わせ先
主要文献(社内資料を含む)は下記にご請求下さい。
東和薬品株式会社 学術部DIセンター(24時間受付対応)
〒571-8580 大阪府門真市新橋町2番11号
0120-108-932 TEL 06-6900-9108 FAX 06-6908-5797
http://www.towayakuhin.co.jp/forstaff
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元
東和薬品株式会社
大阪府門真市新橋町2番11号