1
Curd J. G., et al.:Ann. Intern. Med. 1979;91(6):853-857
2
熊谷洋 他:臨床薬理学大系. 中山書店. 1974;14:63-64
3
伊藤宏 他:薬理学(第6版). 栄光堂. 1988;343
4
第十五改正日本薬局方解説書 廣川書店 2006;C4497-C4502
5
原子力安全委員会 原子力施設等防災専門部会:原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について. 2002
ヨウ素剤
1g 9.5円
有効成分 | 1g中 ヨウ化カリウム 1g |
---|
剤形・性状 | 内用散剤 無色若しくは白色の結晶又は白色の結晶性の粉末 |
---|
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
カリウム含有製剤 塩化カリウム グルコン酸カリウム アスパラギン酸カリウム カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン トリアムテレン エプレレノン | 高カリウム血症を起こすことがあるので、血清カリウム濃度を測定するなど慎重に投与すること。 | 相加的に作用し、高カリウム血症をきたす可能性がある。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | 甲状腺機能低下作用、甲状腺腫発症作用を増大させることがあるので、脳下垂体-甲状腺反応の変化、甲状腺機能を測定するなど慎重に投与すること。 | 両剤とも甲状腺機能低下作用があるため併用により相加的な甲状腺機能低下作用があらわれることがある。 |
抗甲状腺薬 チアマゾール プロピルチオウラシル | 甲状腺機能低下と甲状腺腫生成作用を増強させることがある。このため定期的に甲状腺-脳下垂体反応の変化を調べ基準になる甲状腺機能を測定すること。 | 両剤とも甲状腺機能低下作用があるため併用により相加的な甲状腺機能低下作用があらわれることがある。 |
ACE阻害剤 カプトプリル エナラプリルマレイン酸塩 リシノプリル水和物 アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤 ロサルタンカリウム カンデサルタンシレキセチル バルサルタン アリスキレンフマル酸塩 | 結果的に高カリウム血症を生じることがある。このため血清カリウム濃度をモニタリングすること。 | これらの薬剤はレニン・アンジオテンシン系に作用し、アルドステロンの分泌を低下させるため、カリウム排泄を減少させる。このため併用により高カリウム血症を生じることがある。 |
頻度不明 | |
---|---|
過敏症 | 発疹等 |
消化器 | 悪心・嘔吐、胃痛、下痢、口腔・咽喉の灼熱感、金属味覚、歯痛、歯肉痛、血便(消化管出血)等 |
その他 | 甲状腺機能低下症、頭痛、息切れ、かぜ症状、不規則性心拍、皮疹、原因不明の発熱、首・咽喉の腫脹等 |