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カルシトリオールカプセル0.5μg「テバ」

活性型ビタミンD3製剤

1カプセル 8.7円

作成又は改訂年月

**
2016年10月改訂
(第15版)
*
2016年4月改訂

日本標準商品分類番号

873112

薬効分類名

活性型ビタミンD3製剤

承認等

販売名

カルシトリオールカプセル0.25μg「テバ」

販売名コード

3112004M1180

承認・許可番号

22500AMX01112
Calcitriol Cap. 0.25μg"TEVA"

薬価基準収載年月

2013年12月

販売開始年月

1994年7月

貯法・使用期限等

貯法
遮光した気密容器、室温保存、吸湿注意
使用期限
3年(外箱に表示)

規制区分

劇薬

組成

有効成分
カルシトリオール
含量
(1カプセル中) 0.25μg
添加物
中鎖脂肪酸トリグリセリド、エタノール
カプセル本体にゼラチン、グリセリン、D-ソルビトール、ポリソルベート80、酸化チタン

性状

白色〜淡黄白色のオバール形の軟カプセル剤で、内容物は無色〜淡黄色の粘性の液で、においはない。
外形
長径
9.0mm
短径
6.0mm
質量
約185mg
識別コード
PTP:TYK220

販売名

カルシトリオールカプセル0.5μg「テバ」

販売名コード

3112004M2208

承認・許可番号

22500AMX01113
Calcitriol Cap. 0.5μg"TEVA"

薬価基準収載年月

2013年12月

販売開始年月

1994年7月

貯法・使用期限等

貯法
遮光した気密容器、室温保存、吸湿注意
使用期限
3年(外箱に表示)

規制区分

劇薬

組成

有効成分
カルシトリオール
含量
(1カプセル中) 0.5μg
添加物
中鎖脂肪酸トリグリセリド、エタノール
カプセル本体にゼラチン、グリセリン、D-ソルビトール、ポリソルベート80、赤色102号、酸化チタン

性状

淡赤色のオバール形の軟カプセル剤で、内容物は無色〜淡黄色の粘性の液で、においはない。
外形
長径
9.0mm
短径
6.0mm
質量
約185mg
識別コード
PTP:TYK221

一般的名称

カルシトリオールカプセル

禁忌

高カルシウム血症又はビタミンD中毒症状を伴う患者〔血清カルシウム値を更に上昇させる。〕

効能又は効果

○骨粗鬆症
○下記疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症、しびれ、テタニー、知覚異常、筋力低下、骨痛、骨病変等)の改善
  慢性腎不全
  副甲状腺機能低下症
  クル病・骨軟化症

用法及び用量

本剤は患者の血清カルシウム濃度の十分な管理のもとに投与量を調節する。
○骨粗鬆症の場合:
通常、成人にはカルシトリオールとして1日0.5μgを2回に分けて経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
○慢性腎不全の場合:
通常、成人1日1回カルシトリオールとして0.25〜0.75μgを経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
○副甲状腺機能低下症、その他のビタミンD代謝異常に伴う疾患の場合:
通常、成人1日1回カルシトリオールとして0.5〜2.0μgを経口投与する。ただし、疾患、年齢、症状、病型により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

妊婦、授乳婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
小児(「小児等への投与」の項参照)

重要な基本的注意

過量投与を防ぐため、本剤投与中、血清カルシウム値の定期的測定を行い、血清カルシウム値が正常域を超えないよう投与量を調節すること。
高カルシウム血症を起こした場合には、直ちに休薬すること。休薬により血清カルシウム値が正常域に達したら、減量して投与を再開すること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ビタミンD及びその誘導体
  アルファカルシドール 等
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。作用が相互に増強される。
PTH製剤
  テリパラチド
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。相加作用
カルシウム製剤
  乳酸カルシウム水和物
  炭酸カルシウム 等
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる。
マグネシウム含有製剤
  酸化マグネシウム
  炭酸マグネシウム 等
高マグネシウム血症があらわれるおそれがある。本剤は腸管でのマグネシウムの吸収を促進させる。
透析中の患者〔腎よりのマグネシウムの排泄が低下している。〕
ジギタリス高カルシウム血症に伴う不整脈があらわれるおそれがある。血清カルシウムの濃度が上昇すると、ジギタリスの作用が増強される。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
消化器
頻度不明
嘔気、下痢、食欲不振、便秘、嘔吐、胃不快感、胃痛、口渇、腹部不快感、心窩部痛、腹部膨満感、口内炎
精神神経系
頻度不明
いらいら感、不眠、頭痛
循環器
頻度不明
動悸
肝臓
頻度不明
AST(GOT)、ALT(GPT)、LDHの上昇
腎臓
頻度不明
BUN、クレアチニン、血中尿酸の上昇
皮膚
頻度不明
そう痒感、蕁麻疹、発疹、皮膚乾燥
頻度不明
結膜充血
頻度不明
関節周囲の石灰化(化骨形成)
その他
頻度不明
脱力感、けん怠感、背部痛、カルシウム沈着、熱感、発熱、胸痛、月経不順、鼻出血、尿路結石、顔面潮紅、腰痛、下肢痛、四肢の冷え、浮腫
本剤投与中にあらわれる以上のような副作用には高カルシウム血症に基づくと思われる症状が多いので、このような症状があらわれた場合には、血清カルシウム値を測定することが望ましい

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

動物実験で催奇形作用が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔ラットで、胎児の化骨遅延(5.0μg/kg/日)、新生児の骨格異常(0.02μg/kg/日)、骨格変異(0.3μg/kg/日)が、ウサギで、胎児の臍ヘルニア(0.04μg/kg/日以上)、四肢異常等の複合奇形(0.08μg/kg/日以上)が報告されている。〕
授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること。〔動物実験(ラット)でわずかに乳汁中に移行することが報告されている。〕

小児等への投与

小児に投与する場合には、血清カルシウム値など観察を十分に行いながら少量から投与を開始し、漸増投与するなど、過量投与にならないよう慎重に投与すること。〔幼若ラット経口投与における急性毒性は成熟ラットに比べ強くあらわれている。〕
低出生体重児、新生児、乳児、幼児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

適用上の注意

薬剤交付時:
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

その他の注意

高リン血症のある患者に投与する場合には、リン酸結合剤を併用し、血清リン値を下げること。

薬物動態

生物学的同等性試験1)
カルシトリオールカプセル0.25μg「テバ」又はカルシトリオールカプセル0.5μg「テバ」と標準製剤をクロスオーバー法により、それぞれカルシトリオールとして2.0μg健康成人に空腹時単回経口投与し、増加した血漿中1α,25-ジヒドロキシビタミンD濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
○カルシトリオールカプセル0.25μg「テバ」


○カルシトリオールカプセル0.5μg「テバ」


血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

薬効薬理

カルシトリオールは、小腸上皮細胞に取り込まれ、細胞核内のビタミンD3受容体と結合し、カルシウム結合蛋白の生成を誘導することで腸管からのカルシウム吸収を増加させると考えられている。また、骨からのCa2+の移動制御と遠位尿細管でのカルシウムの再吸収促進により細胞外液中のカルシウム・ホメオスタシスに効果を示すものと考えられている2)

有効成分に関する理化学的知見

一般名
カルシトリオール、Calcitriol(JAN)
化学名
(5Z,7E)-9,10-Seco-5,7,10(19)-cholestatriene-1α,3β,25-triol
分子式
C27H44O3
分子量
416.64
構造式
性状
白色の結晶又は結晶性の粉末である。
エタノール(99.5)に溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
空気、熱又は光によって変化する。
融点
118〜122℃

取扱い上の注意

安定性試験3)
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、カルシトリオールカプセル0.25μg「テバ」及びカルシトリオールカプセル0.5μg「テバ」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

包装

カルシトリオールカプセル0.25μg「テバ」:100カプセル(PTP10カプセル×10)
カルシトリオールカプセル0.25μg「テバ」:500カプセル(PTP10カプセル×50)
カルシトリオールカプセル0.5μg「テバ」:100カプセル(PTP10カプセル×10)
カルシトリオールカプセル0.5μg「テバ」:500カプセル(PTP10カプセル×50)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
*武田テバ薬品(株):社内資料(生物学的同等性試験)
2
USP DI 26th ed.2006;2965
3
*武田テバ薬品(株):社内資料(安定性試験)

文献請求先・製品情報お問い合わせ先

**主要文献欄に記載の文献・社内資料は下記にご請求下さい。
武田テバ薬品株式会社 武田テバDIセンター
〒453-0801 名古屋市中村区太閤一丁目24番11号
TEL 0120-923-093

受付時間 9:00〜17:30(土日祝日・弊社休業日を除く)

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

**販売
武田薬品工業株式会社
大阪市中央区道修町四丁目1番1号
**発売元
武田テバファーマ株式会社
名古屋市中村区太閤一丁目24番11号
**,*製造販売元
武田テバ薬品株式会社
大阪市中央区道修町四丁目1番1号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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