歯科用局所麻酔剤
1管 69.6円
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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ハロゲン含有吸入麻酔薬 ハロタン等 | 頻脈,不整脈,場合によっては心停止を起こすことがある。 | これらの薬剤は,心筋のアドレナリン受容体の感受性を亢進させる。 |
三環系抗うつ薬 イミプラミン等 MAO阻害薬 | 血圧上昇を起こすことがある。 | これらの薬剤は,アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを阻害し,受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させ,アドレナリン作動性神経刺激作用を増強させる。 |
非選択性β遮断薬 プロプラノロール等 | 血管収縮,血圧上昇,徐脈を起こすことがある。 | これらの薬剤のβ受容体遮断作用により,アドレナリンのα受容体刺激作用が優位になり,血管抵抗性を上昇させる。 |
抗精神病薬(ブチロフェノン系,フェノチアジン系等) ハロペリドール クロルプロマジン等 α遮断薬 | 過度の血圧低下を起こすことがある。 | これらの薬剤のα受容体遮断作用により,アドレナリンのβ受容体刺激作用が優位になり,血圧低下があらわれる。 |
分娩促進薬 オキシトシン等 麦角アルカロイド類 エルゴメトリン等 | 血圧上昇を起こすことがある。 | 併用により血管収縮作用が増強される。 |
クラスIII抗不整脈薬 アミオダロン等 | 心機能抑制作用が増強するおそれがある。 | 作用が増強することが考えられる。 |