作成又は改訂年月
**
2021年3月改訂
(第5版)
*
2016年5月改訂
(第4版)
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
1977年10月
薬効分類名
承認等
スピール膏M
販売名コード
承認・許可番号
薬価基準収載年月
販売開始年月
貯法・使用期限等
組成及び性状の表
販売名 | スピール膏M |
成分・含量 | 本品は絆創膏基剤にサリチル酸50%を含有する。 1m2にサリチル酸357gを含有する。 |
添加物 | 生ゴム、水添ロジングリセリンエステル、精製ラノリン その他1成分 |
性状 | 本品は膏体を布上に均等に展延し、膏面被覆物で覆った貼付剤で、膏面は類白色である。 |
大きさ | 25cm2 |
一般的名称
禁忌
効能又は効果
疣贅(ゆうぜい)、鶏眼(けいがん)、胼胝腫(べんちしゅ)の角質剥離
用法及び用量
本剤を患部大(患部と同じ大きさ)に切って貼付し、移動しないように固定する。2〜5日目ごとに取りかえる。
使用上の注意
慎重投与
患部が化膿している等湿潤、びらんが著しい患者[あらかじめ適当な処置を行った後使用すること。]
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用頻度が明らかとなる調査を実施していない。(再審査対象外)
その他の副作用
長期・大量使用
まれに、内服、注射等全身的投与の場合と同様な副作用(食欲不振、悪心・嘔吐、消化管出血等)が現れることがある。
過敏症
過敏症状が現れた場合には使用を中止する。
皮膚
ときに発赤、紅斑等の症状が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には使用を中止する。
**妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。経口投与による動物実験で催奇形性が報告されている。]
小児等への投与
乳児、小児では副作用が発現しやすいので慎重に投与すること。
適用上の注意
長期間使用しても症状の改善が認められない場合には、改めて診断し適切な治療を行うことが望ましい。
患部以外の健常皮膚に適用しないこと。[健常皮膚の角質を剥離する。]
広範囲の病巣に使用した場合は、副作用が現れやすいので注意して使用すること。
眼科用に使用しない。
糖尿病の治療を受けている人
糖尿病患者は感染抵抗力が低下しており、角質を取る際に皮膚を傷つけてしまった場合は感染しやすくなるので注意して使用すること。
薬効薬理
サリチル酸の角質軟化溶解作用により角質を剥離する。
有効成分に関する理化学的知見
構造式
一般名
サリチル酸(Salicylic Acid)
化学名
2-Hydroxybenzoic acid
分子式
C7H6O3
分子量
138.12
性状
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、わずかに酸味があり、刺激性である。
取扱い上の注意
包装
主要文献及び文献請求先
**,*主要文献
1) 第十七改正日本薬局方解説書(廣川書店)
C-94、C-1940
文献請求先
ニチバン株式会社 お客様相談室
TEL 0120-377-218
受付時間:9:00〜12:00、13:00〜17:00(土、日、祝日を除く)
製造業者又は輸入販売業者の氏名又は名称及び住所
製造販売元
ニチバン株式会社
〒112-8663 東京都文京区関口2−3−3