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イオウ

寄生性皮膚疾患用剤

1g 1.17円

添付文書番号

2659700X1036_1_07

企業コード

270108

作成又は改訂年月

2023年10月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

872659

薬効分類名

寄生性皮膚疾患用剤

承認等

販売名

イオウ「コザカイ・M」

販売名コード

2659700X1036

販売名英字表記

Sulfur

販売名ひらがな

いおう「こざかい・M」

承認番号等

承認番号
16000AMZ04465000

販売開始年月

1949年11月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

基準名

日本薬局方
イオウ

一般的名称

イオウ

禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤に対し過敏症の既往歴のある患者

組成・性状

組成

イオウ「コザカイ・M」
有効成分
1g中 日局 イオウ  1g

製剤の性状

イオウ「コザカイ・M」
性状
淡黄色~黄色の粉末である。

効能又は効果

疥癬、汗疱状白癬、小水疱性斑状白癬、頑癬、頭部浅在性白癬、黄癬、乾癬、座瘡、脂漏、慢性湿疹

用法及び用量

通常、3~10%の軟膏、懸濁液またはローションとして1日1~2回適量を患部に塗布する。

重要な基本的注意

  1. 患部が化膿しているなど、湿潤、びらんが著しい場合には、あらかじめ適切な処置を行った後使用すること。
  2. 長期間使用しても症状の改善が認められない場合には、改めて診断し適切な治療を行うことが望ましい。

特定の背景を有する患者に関する注意

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
過敏症
過敏症状
皮膚
皮膚炎等
長期・大量使用又は高濃度の使用
皮膚炎

適用上の注意

薬剤投与時の注意
眼には使用しないこと。

薬効薬理

作用機序
硫黄は皮膚表面でも徐々に硫化水素やポリチオン酸、特にペンタチオン酸となり抗菌作用を現すので、寄生虫性皮膚疾患に奏効する。また皮膚角化に関係があるといわれるSH基をS-Sに変えることによって角質軟化作用を呈する。硫黄の粒子が細かくなるほど硫黄の化学変化は促進されるので、コロイド硫黄を用いるとき上記の諸作用は特に顕著に現れ、またアルカリ剤と配合すると角質軟化、殺菌、殺虫作用は増強される 。
硫黄及び硫化物は、疥癬のつくった疥癬隧道Milbengangを破壊し、虫体並に虫卵は死滅する 。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
イオウ(Sulfur)
性状
淡黄色~黄色の粉末で、におい及び味はない。
二硫化炭素に溶けやすく、水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
化学式
S
原子量
32.07

取扱い上の注意

火気に近づけないこと。

包装

500g[内装:ポリ袋、外装:紙箱]

主要文献

1
第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店.2021:C-498-501
2
改訂新版 薬効学.医歯薬出版.1956:410

文献請求先及び問い合わせ先

小堺製薬株式会社 学術情報室
〒130-0026 東京都墨田区両国4-36-9
TEL:03-3631-1495 FAX:03-3631-1457

製造販売業者等

製造販売元
小堺製薬株式会社
東京都墨田区両国4-36-9

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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