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閲覧履歴

グリセリン浣腸「オヲタ」小児用30

グリセリン製剤

1個 100.1円

添付文書番号

2357701K3043_5_02

企業コード

470006

作成又は改訂年月

2022年6月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

872357

薬効分類名

グリセリン製剤

承認等

販売名

グリセリン浣腸「オヲタ」150

販売名コード

2357701K3043

販売名英字表記

GLYCERIN ENEMAS 「OHTA」

販売名ひらがな

ぐりせりんかんちょう「おをた」

承認番号等

承認番号
15600AMZ00791000

販売開始年月

1984年6月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3.5年

販売名

グリセリン浣腸「オヲタ」120

販売名コード

2357701K3043

販売名英字表記

GLYCERIN ENEMAS 「OHTA」

販売名ひらがな

ぐりせりんかんちょう「おをた」

承認番号等

承認番号
14500AMZ00504000

販売開始年月

1971年4月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3.5年

販売名

グリセリン浣腸「オヲタ」60

販売名コード

2357701K3043

販売名英字表記

GLYCERIN ENEMAS 「OHTA」

販売名ひらがな

ぐりせりんかんちょう「おをた」

承認番号等

承認番号
14500AMZ00503000

販売開始年月

1971年4月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3.5年

販売名

グリセリン浣腸「オヲタ」小児用30

販売名コード

2357701K3043

販売名英字表記

GLYCERIN ENEMAS 「OHTA」

販売名ひらがな

ぐりせりんかんちょう「おをた」

承認番号等

承認番号
14500AMZ00505000

販売開始年月

1971年4月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3.5年

一般的名称

ディスポーザブル浣腸

禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管に穿孔又はそのおそれのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こすおそれがある。]
  2. 全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある。]
  3. 下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねくおそれがある。]
  4. 吐気、嘔吐又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させるおそれがある。]

組成・性状

組成

グリセリン浣腸「オヲタ」150
有効成分
日局 グリセリン  75g(1容器中)
容量
150mL
グリセリン浣腸「オヲタ」120
有効成分
日局 グリセリン  60g(1容器中)
容量
120mL
グリセリン浣腸「オヲタ」60
有効成分
日局 グリセリン  30g(1容器中)
容量
60mL
グリセリン浣腸「オヲタ」小児用30
有効成分
日局 グリセリン  15g(1容器中)
容量
30mL

製剤の性状

グリセリン浣腸「オヲタ」150
外形
大きさ
大きさ(全長)
約298mm
外観性状
無色澄明の液
容器
透明ポリ容器(レクタルチューブにストッパー付、目盛り入り、キャップ内側に潤滑剤塗布)
グリセリン浣腸「オヲタ」120
外形
大きさ
大きさ(全長)
約281mm
外観性状
無色澄明の液
容器
透明ポリ容器(レクタルチューブにストッパー付、目盛り入り、キャップ内側に潤滑剤塗布)
グリセリン浣腸「オヲタ」60
外形
大きさ
大きさ(全長)
約258mm
外観性状
無色澄明の液
容器
透明ポリ容器(レクタルチューブにストッパー付、目盛り入り、キャップ内側に潤滑剤塗布)
グリセリン浣腸「オヲタ」小児用30
外形
大きさ
大きさ(全長)
約179mm
外観性状
無色澄明の液
容器
透明ポリ容器(レクタルチューブにストッパー付、目盛り入り、キャップ内側に潤滑剤塗布)

効能又は効果

便秘、腸疾患時の排便

用法及び用量

通常、1回1個を直腸内に注入する。なお、症状により適宜増減する。

重要な基本的注意

連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること。

特定の背景を有する患者に関する注意

合併症・既往歴等のある患者

  1. 局所(腸管、肛門)に炎症・創傷のある患者
    出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こすおそれがある。
  2. 腸管麻痺のある患者
    蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある。
  3. 重症の硬結便のある患者
    浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある。
  4. 重篤な心疾患のある患者
    症状を増悪させるおそれがある。

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。子宮収縮を誘発して流早産を起こすおそれがある。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

乳児に投与する場合は慎重に投与すること。患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい。

高齢者

少量から開始するなど慎重に投与すること。高齢者では過度の瀉下作用により体液量の減少等をきたし、脱水等を起こすおそれがある。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
過敏症
発疹等
消化器
腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・熱感、残便感等
循環器
血圧変動

適用上の注意

薬剤投与時の注意
  1. 浣腸用にのみ使用すること。
  2. 注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入すること。
    挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こすおそれがある。
  3. 患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
薬剤交付時の注意
連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること。

臨床成績

有効性及び安全性に関する試験

  1. 国内臨床試験
    グリセリン浣腸「オヲタ」60について国内1施設で実施された一般臨床試験32例中、87.5%(28/32)に有効性が認められた。
    また、挿入時の痛み、出血等の副作用の発生はなかった 。

薬効薬理

作用機序
浣腸目的としての希薄溶液では、直腸内の水分を奪取することにより局所を刺激し、また便の軟化潤滑作用により排便を促す。
瀉下作用
Wistar系雄性ラットを用いて、グリセリン浣腸「オヲタ」60を肛門部より直腸内投与して2時間にわたり便の状態を観察し、瀉下効果発現率から50%瀉下効果量を算出した結果は、1.3mL/kgであった 。
腸管運動に対する作用
日本白色種雄性ウサギを用いて、グリセリン浣腸「オヲタ」60を結腸内に投与して腸管の収縮頻度及び最大収縮力を検討した結果、収縮頻度においては生理食塩水投与群と統計学的に差は認められなかったが、最大収縮力は生理食塩水投与群に対して有意な収縮力の増大を示した 。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
グリセリン(Glycerin)
分子式
C3H8O3
分子量
92.09
性状
無色澄明の粘性の液である。水又はエタノール(99.5)と混和する。吸湿性である。

包装

〈グリセリン浣腸「オヲタ」150〉
150mL×10
〈グリセリン浣腸「オヲタ」120〉
120mL×10
〈グリセリン浣腸「オヲタ」60〉
60mL×10
〈グリセリン浣腸「オヲタ」小児用30〉
30mL×20

主要文献

1
勝健一ほか:基礎と臨床. 1981; 15(11)149-52
2
帝國製薬株式会社 社内資料(薬効薬理に関する資料)

文献請求先及び問い合わせ先

日医工株式会社 お客様サポートセンター
〒930-8583 富山市総曲輪1丁目6番21
TEL(0120)517-215 FAX(076)442-8948

製造販売業者等

製造販売元
帝國製薬株式会社
香川県東かがわ市三本松567番地
販売元
日医工株式会社
富山市総曲輪1丁目6番21

(参考情報)

(本剤の使用方法)
本剤は薬液の完全密封構造になっています。ご使用の際は下記の方法に従い、お使いください。詳細は、添付の「取り扱い方法と注意点」をご覧ください。
<60、120、150> ※成人用
<小児用 30>

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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