作成又は改訂年月
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2018年2月改訂
(第4版)
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2014年8月改訂
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
販売名
健胃配合錠「YD」
販売名コード
承認・許可番号
22100AMX00877
STOMACHIC TABLETS
薬価基準収載年月
販売開始年月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱に表示の使用期限内に使用すること。
組成
1錠中、センブリ末7.5mg、炭酸水素ナトリウム175mgを含有する。
添加物として、トウモロコシデンプン、タルクを含有する。
性状
淡褐色〜緑褐色の素錠である。
味は苦い。
外形
表
外形
裏
外形
側面
直径(mm)
約9
厚さ(mm)
約3.1
重さ(mg)
250
識別コード
YD 558
一般的名称
禁忌
1ナトリウム摂取の制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、浮腫、妊娠高血圧症候群等)
[ナトリウムの貯留増加により、症状が悪化するおそれがある。]
2**ヘキサミンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能・効果
効能又は効果/用法及び用量
下記消化器症状の改善
食欲不振、胃部不快感、胃もたれ、嘔気・嘔吐
通常、成人1回2〜4錠、1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
重篤な消化管潰瘍のある患者
[炭酸水素ナトリウムを配合しているため、症状が悪化するおそれがある。]
腎障害のある患者
[ナトリウム貯留による浮腫があらわれるおそれがある。]
心不全の患者、高血圧症の患者
[ナトリウム過剰により、これらの症状が悪化するおそれがある。]
肺機能障害のある患者
[呼吸性アルカローシスになるおそれがある。]
低クロル性アルカローシス等の電解質失調の患者
[症状が悪化するおそれがある。]
相互作用
併用禁忌
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|
**へキサミン **ヘキサミン静注液 | 本剤はヘキサミンの効果を減弱させることがある。 | ヘキサミンは酸性尿中でホルムアルデヒドとなり抗菌作用を発現するが、本剤は尿のpHを上昇させヘキサミンの効果を減弱させる。 |
---|
併用注意
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|
本剤は制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄にも影響を与えることがある。 |
高齢者への投与
減量するなど注意すること。
[一般に高齢者では生理機能が低下している。]
薬効薬理
センブリ末の苦味成分(主体はswertiamarin)は低下した胃機能を鼓舞し、食欲を亢進させるが、単純胃瘻管手術イヌ1)およびShayラット2)を用いた動物実験で、胃液分泌亢進を招かなかったことが報告されている。
また、炭酸水素ナトリウムは速やかに胃酸を中和する。
(炭酸水素ナトリウム1gは約120mLの0.1N塩酸を中和し、約270mLの炭酸ガスを発生する。)
有効成分に関する理化学的知見
1一般名
センブリ末 (Powdered Swertia Herb)
基原
センブリ Swertia japonica Makino (リンドウ科 Gentianaceae)の開花期の全草を粉末としたものである。
性状
灰黄緑色〜黄褐色を呈し、わずかににおいがあり、味は極めて苦く、残留性である。
2一般名
炭酸水素ナトリウム(Sodium Bicarbonate)
分子式
NaHCO3
分子量
84.01
性状
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、特異な塩味がある。
水にやや溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
湿った空気中で徐々に分解する。
包装
主要文献及び文献請求先
主要文献
1
佐伯武雄:日本薬物学雑誌,38:405,1943
2
萩庭丈寿,ほか:薬学雑誌,81:1387,1961
文献請求先
株式会社 陽進堂 お客様相談室
**、*富山県富山市婦中町萩島3697番地8号
フリーダイアル 0120-647-734
製造販売業者等の氏名又は名称及び所在地
製造販売元
株式会社 陽進堂
富山県富山市婦中町萩島3697番地8号