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ポラプレジンク顆粒15%「CH」

亜鉛含有胃潰瘍治療剤

1g 31.8円

添付文書番号

2329027D1044_2_07

企業コード

450064

作成又は改訂年月

2023年11月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

872329

薬効分類名

亜鉛含有胃潰瘍治療剤

承認等

販売名

ポラプレジンク顆粒15%「CH」

販売名コード

2329027D1044

販売名英字表記

Polaprezinc Granules

販売名ひらがな

ぽらぷれじんくかりゅう

承認番号等

承認番号
22000AMX01063000

販売開始年月

2008年7月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

基準名

日本薬局方
ポラプレジンク顆粒

一般的名称

ポラプレジンク

組成・性状

組成

ポラプレジンク顆粒15%「CH」
有効成分
1g中
日局 ポラプレジンク  150mg
添加剤
D-マンニトール、クエン酸二ナトリウム、トウモロコシデンプン、ポビドン、カルメロースカルシウム、ヒプロメロース、タルク、軽質無水ケイ酸

製剤の性状

ポラプレジンク顆粒15%「CH」
識別コードchPC
色調・剤形
微黄白色の顆粒

効能又は効果

胃潰瘍

用法及び用量

通常、成人にはポラプレジンクとして1回75mgを1日2回朝食後及び就寝前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行がみられたとの報告がある。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

高齢者

減量(1日100mg)するなど患者の状態を観察しながら投与することが望ましい。一般に消化器機能が低下していることがある。

相互作用

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ペニシラミン製剤
同時に服用することにより、併用薬剤の効果を減弱するおそれがあるので、やむを得ず投与する場合には、同時に服用させないなど注意して投与すること。
同時投与した場合、本剤が併用薬剤とキレートを形成し、吸収を低下させる可能性がある。
レボチロキシンナトリウム
同時に服用することにより、併用薬剤の効果を減弱するおそれがあるので、やむを得ず投与する場合には、同時に服用させないなど注意して投与すること。
同時投与した場合、本剤が併用薬剤とキレートを形成し、吸収を低下させる可能性がある。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

  1. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
    AST、ALT、γ-GTP、Al-Pの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
  2. 銅欠乏症(頻度不明)
    本剤は亜鉛を含有するため、亜鉛により銅の吸収が阻害され銅欠乏症を起こすことがある。栄養状態不良の患者で銅欠乏に伴う汎血球減少や貧血が報告されている。

その他の副作用

0.1%~1%未満
0.1%未満
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒感
蕁麻疹
血液
好酸球増多、白血球減少、血小板減少
肝臓
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇
消化器
便秘、嘔気、腹部膨満感
嘔吐、胸やけ、下痢
注)発現頻度の算出には使用成績調査を含む

薬物動態

血中濃度

  1. 生物学的同等性試験
    とプロマック顆粒15%を、クロスオーバー法によりそれぞれ0.5g(ポラプレジンクとして75mg)健康成人男子に空腹時単回経口投与して血漿中亜鉛濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
    判定パラメータ
    参考パラメータ
    AUC0-12
    (μg・hr/mL)
    Cmax
    (μg/mL)
    Tmax
    (hr)
    t1/2
    (hr)
    11.3±1.1
    1.8±0.2
    2.4±0.5
    6.4±3.5
    プロマック顆粒15%
    11.2±1.4
    1.8±0.3
    2.5±0.5
    5.8±2.3
    (Mean±S.D.,n=20)
    血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

薬効薬理

作用機序
ポラプレジンクは、胃粘膜損傷部位に特異的に付着し、再生粘膜における増殖細胞の促進、潰瘍部位のヒドロキシプロリン量を増加させ創傷治癒促進作用を示す,。また、内因性プロスタグランジンを介さず、抗酸化作用及び膜安定化作用により直接細胞保護作用を示す。
生物学的同等性試験
とプロマック顆粒15%を用いて、ラットの無水エタノール誘発胃潰瘍モデルにおける胃粘膜損傷発生抑制効果を損傷係数により評価した結果、両製剤ともコントロール群に比較して有意な胃粘膜損傷の発生抑制効果が認められた。また、両製剤の結果に有意差は認められず、生物学的同等性が確認された。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
ポラプレジンク(Polaprezinc)
化学名
catena-Poly{zinc-μ-[β-alanyl-L-histidinato(2-)-N,NN,ONτ]}
分子式
(C9H12N4O3Zn)n
性状
白色~微黄白色の結晶性の粉末である。
水、メタノール又はエタノール(99.5)にほとんど溶けない。
希塩酸に溶ける。
化学構造式

取扱い上の注意

開封後は湿気を避けて保存すること。

包装

0.5g×140包[分包]

主要文献

1
社内資料:生物学的同等性試験
2
清木雅雄 他:日薬理誌,1992; 99(4),255-263
3
清木雅雄 他:日薬理誌,1992; 100(2),165-172
4
会田浩幸 他:日薬理誌,1992; 99(5),345-352
5
荒川哲男 他:Dig.Dis.Sci.,1990; 35(5),559-566

文献請求先及び問い合わせ先

日本ジェネリック株式会社 お客さま相談室
〒100-6739 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号
TEL 0120-893-170 FAX 0120-893-172

製造販売業者等

製造販売元
長生堂製薬株式会社
徳島市国府町府中92番地
販売元
日本ジェネリック株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目9番1号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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