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第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店.2021:C-3161 - C-3164
止しゃ剤
1g 7.5円
有効成分 | 1g中 日本薬局方タンニン酸アルブミン 1g タンニン酸とタンパク質との化合物である。 タンパク質の基原は乳性カゼインである。 |
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性状 | 淡褐色の粉末で、においはないか、又は僅かに特異なにおいがある。 水、エタノール(95)にほとんど溶けない。 水酸化ナトリウム試液を加えるとき、混濁して溶ける。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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経口鉄剤 (フェロミア、フェロ・グラデュメット、インクレミンシロップ、フェルムカプセル) | 相互に作用が減弱することがあるので、併用しないこと。 | 鉄と結合し、タンニン酸鉄となり、タンニン酸による収れん作用が減弱する。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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ロペラミド塩酸塩 | ロペラミド塩酸塩の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をあけるなど併用に注意すること。 | 本剤がロペラミド塩酸塩を吸着することが考えられる。 |
頻度不明 | |
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長期・大量投与 | 肝障害 |
消化器 | 便秘、食欲不振 |