添付文書番号
2260701F1352_1_02
企業コード
530169
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872260
薬効分類名
含嗽剤
承認等
販売名
ポビドンヨードガーグル7%「日医工」
販売名コード
販売名英字表記
Povidone-Iodine Gargle Solution
販売名ひらがな
ぽびどんよーどがーぐる7%「にちいこう」
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
一般的名称
ポビドンヨード含嗽液
禁忌(次の患者には投与しないこと)
組成・性状
組成
ポビドンヨードガーグル7%「日医工」
有効成分 | 100mL中 ポビドンヨード 7g 有効ヨウ素として 700mg |
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添加剤 | グリセリン、サッカリンナトリウム水和物、l-メントール、サリチル酸メチル、ハッカ油、エタノール |
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製剤の性状
ポビドンヨードガーグル7%「日医工」
pH | 1.5~3.0 |
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剤形・性状 | 含嗽剤(液剤) 暗褐色の液で、特異なにおいがある。 比重 :約1.0 |
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効能又は効果
咽頭炎、扁桃炎、口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防、口腔内の消毒
用法及び用量
用時15~30倍(2~4mLを約60mLの水)に希釈し、1日数回含嗽する。
特定の背景を有する患者に関する注意
合併症・既往歴等のある患者
甲状腺機能に異常のある患者
血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(0.1%未満)
呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等があらわれることがある。
その他の副作用
| 0.1~5%未満 | 0.1%未満 |
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過敏症 | ― | 発疹 |
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口腔 | 口腔、咽頭の刺激感 | 口腔粘膜びらん、口中のあれ |
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消化器 | 悪心 | ― |
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その他 | ― | 不快感 |
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適用上の注意
薬剤使用時の注意
用時希釈し、希釈後は早めに使用すること。
抜歯後等の口腔創傷の場合、血餅の形成が阻害されると考えられる時期には、はげしい洗口を避けること。
眼に入らないように注意すること。入った場合には、水でよく洗い流すこと。
薬効薬理
作用機序
ポビドンヨードは殺菌消毒用ヨードチンキ類剤であり、有効ヨウ素を10%程度含有する粉末である。持続性の殺菌、殺ウイルス作用があり、効力はヨードチンキに匹敵する。刺激性や組織障害性が低いため、創傷患者へ塗布しても比較的痛みが弱いので、広く用いられている。
殺菌力試験
ポビドンヨードガーグル7%「日医工」の30倍希釈液の殺菌力は以下のとおりである。
菌 株 | 処理時間 |
2.5分 | 5分 | 10分 | 15分 |
E. coli ATCC8739 | ― | ― | ― | ― |
S. aureus ATCC6538 | ― | ― | ― | ― |
S. pyogenes ATCC9027 | ― | ― | ― | ― |
S. sanguis ATCC10449 | ― | ― | ― | ― |
P. gingivalis HIC2401 | ― | ― | ― | ― |
C. albicans ATCC10231 | ― | ― | ― | ― |
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
ポビドンヨード(Povidone-Iodine)
化学名
Poly[1-(2-oxopyrrolidin-1-yl)ethylene]iodine
分子式
(C6H9NO)n・xI
性状
暗赤褐色の粉末で、僅かに特異なにおいがある。
水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。
化学構造式
取扱い上の注意
包装
30mL×50本[ポリ容器]
250mL[ポリ容器]
主要文献
1
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店 2021;C5418-C5421
2
社内資料:殺菌力試験
文献請求先及び問い合わせ先
製造販売業者等