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閲覧履歴

ケイキサレート散

高カリウム血症改善剤

1g 15.8円

作成又は改訂年月

**
2013年1月改訂
(第6版)
*
2012年12月改訂

日本標準商品分類番号

87219

薬効分類名

高カリウム血症改善剤

承認等

販売名

ケイキサレート散

販売名コード

2190009A1048

承認・許可番号

21900AMX00073000
KAYEXALATE POWDER

薬価基準収載年月

2007年6月

販売開始年月

2007年6月

貯法・使用期限等

貯法
気密容器
使用期限
外箱に表示(5年)

基準名

日本薬局方
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

組成

成分・含量
1g中(日局)ポリスチレンスルホン酸ナトリウム1g

性状

性状黄褐色の粉末で、におい及び味はない。
本品の分包品は5gである。
識別コードTO-093

一般的名称

ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

急性および慢性腎不全による高カリウム血症

用法及び用量

1
内服
通常、成人1日量30gを2〜3回に分け、その1回量を水50〜150mLに懸濁し、経口投与する。症状に応じて適宜増減。
2
注腸
通常、成人1回30gを水または2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する。症状に応じて適宜増減。

使用上の注意

重要な基本的注意

過量投与を防ぐため、血清カリウム値及び血清ナトリウム値を測定しながら投与すること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
薬剤名等
ジギタリス製剤
 ジギトキシン、ジゴキシン、ラナトシドC等
臨床症状・措置方法
ジギタリス中毒の症状(食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、不整脈、頻脈、高度の徐脈、視覚異常、眩暈、頭痛、失見当識、錯乱など)の増強があらわれることがある。
併用する際には血清カリウム値の観察を十分に行い、慎重に投与する。また、血清カリウム値低下に伴う上記症状の出現時には、減量又は投与を中止する。
機序・危険因子
本剤により血清カリウム値が低下するとジギタリス製剤が心筋Na+-K+ATPaseに結合しやすくなり、ジギタリス製剤の効果が強く発現する。
薬剤名等
アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤1)〜3)
 ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム、スクラルファート、沈降炭酸カルシウム等
臨床症状・措置方法
本剤の作用が減弱するおそれがある。
併用により全身性アルカローシスなどの症状があらわれたとの報告がある。
機序・危険因子
含有陽イオンと結合し、本剤のカリウム交換能が低下する。腸管内に分泌された重炭酸ナトリウムが再吸収される。
薬剤名等
**甲状腺ホルモン製剤
レボチロキシン等
臨床症状・措置方法
**左記薬剤の効果が減弱することがあるので、服用時間をずらすなど注意すること。
機序・危険因子
**本剤が消化管内で左記薬剤を吸着することにより、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要

1,236例中108例(8.7%)に副作用が認められ、その主な症状は下痢39件(3.2%)、悪心35件(2.8%)、浮腫25件(2.0%)、便秘23件(1.9%)、低カルシウム血症21件(1.7%)、嘔吐20件(1.6%)などであった。(承認時及び1975年2月までの副作用調査)

重大な副作用

1
心不全誘発(頻度不明)
心不全を誘発することがあるので、ナトリウム摂取を制限するなど十分に注意すること。
2
腸穿孔、腸潰瘍、腸壊死(頻度不明)
ポリスチレンスルホン酸ナトリウムのソルビトール懸濁液の経口投与により、小腸の穿孔・粘膜壊死4)、大腸潰瘍、結腸壊死4),5)等があらわれたとの報告がある。
本剤の経口投与により、激しい腹痛又は下痢、嘔吐等があらわれた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

1
循環器
1%以上5%未満
浮腫注1)
2
循環器
頻度不明
血圧上昇注1)
3
電解質
1%以上5%未満
低カルシウム血症注2)
4
電解質
頻度不明
低カリウム血症
5
消化器
1%以上5%未満
下痢、悪心、嘔吐、便秘
6
消化器
1%未満
胃部不快感(経口)、食欲不振(経口)
7
消化器
 頻度不明
腹痛(経口)
8
その他
1%未満
眩暈、倦怠感
上記の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
注1)ナトリウム摂取を制限するなど十分に注意すること。
注2)カルシウム剤の補給などの適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。

適用上の注意

1
経口投与時の注意
本剤の経口投与では、消化管への蓄積を避けるため、便秘を起こさせないよう注意すること。また、便秘を起こした場合は、浣腸等の適切な方法を用いて排便させること。
2
注腸投与時の注意
1
動物実験(ラット)で、ソルビトールの注腸投与により腸壁壊死を起こすことが報告されている。また、外国においてポリスチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂のソルビトール懸濁液を注腸し、結腸壊死を起こした症例が報告されているので、本剤を注腸する際にはソルビトール溶液を使用しないこと。
2
本剤の停留後は、腸管への残留を避けるため、必ず本剤を排泄させること。特に自然排泄が困難な患者においては、腸洗浄等の適切な方法を用いて本剤を腸管から取り除くこと。

その他の注意

薬物動態

(参考)動物における体内動態
吸収、排泄
1
腸管からの吸収
ラットの小腸を用いた反転腸管による吸収実験において、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム及びそのアルカリ分解物の吸収は認められなかった。
2
糞便中への排泄
ラットにポリスチレンスルホン酸ナトリウムを1.1g/匹経口投与し、糞便中の排泄量を測定した結果、24時間後に75.4%、48時間後に95.1%の排泄を認めた。

臨床成績の表

疾患別・投与経路別有効率
疾患名経口(投与経路)注腸(投与経路)
慢性腎不全による高カリウム血症92.3(239/258)93.3(28/30)92.7(267/288)
急性腎不全による高カリウム血症81.5(22/27)94.7(18/19)87.0(40/46)
91.6(261/285)93.9(46/49)91.9(307/334)
有効率%(有効症例数/延症例数)

薬効薬理

カリウム交換容量6),7)及び血清カリウム値低下作用8),9)
1
ポリスチレンスルホン酸ナトリウムのカリウム交換容量を測定すると、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム1g当リ2.81〜3.45mEqのカリウムと交換する(日局)。また、生体内ではアンモニア、マグネシウム、有機酸、燐脂蛋白などの他の陽イオンとも結合するためポリスチレンスルホン酸ナトリウム1g当り約1mEqのカリウムと交換する。
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム1g当りのナトリウム含有量は、約100mg(4.4mEq)である(in vitro)。
2
本剤を高カリウム血症の急性及び慢性腎不全患者に、経口又は注腸投与したところ、血清カリウム値低下作用が認められ、高カリウム血症により悪化していた心電図所見も好転した。
また慢性腎不全で人工透析を受けている患者に本剤を併用すると、透析前の血清カリウム値が低下し、透析前後における血清カリウム値の変動幅を小さくできた。

有効成分に関する理化学的知見

構造式
不規則に入り乱れた複雑な立体構造を有するが、次のような一般構造式で示される。
一般名
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
(Sodium Polystyrene Sulfonate)
化学名
benzene,ethenyl-,homopolymer sulfonated,sodium salt
性状
本品は黄褐色の粉末で、におい及び味はない。
本品は水、エタノール(95)、アセトン又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。

取扱い上の注意

誤用に注意し、小児の手のとどかない所に保管すること。

包装

5g×84包(3包×28)、250g(瓶入り)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
E.T.Schroeder :Gastroenterology ,56(5),868,1969
2
P.C.Fernandez et al :N.Engl.J.Med.,286(1),23,1972
3
H.A.Ziessman et al:South.Medical J.,69(4),497,1976
4
A.Rashid et al :Am.Surg.Pathol.,21(1),60,1997
5
B.B.Gerstman et al :Am.J.Kidney Dis.,20(2),159,1992
6
第十六改正 日本薬局方解説書
7
R.B.Flinn et al :N.Engl.J.Med.,264(3),111,1961
8
柴垣昌功ほか:medicina,6(12),1388,1969
9
高須照夫:日本臨牀,28(7),1941,1970

文献請求先

鳥居薬品株式会社 お客様相談室
〒103-8439 東京都中央区日本橋本町3-4-1
TEL 0120-316-834
FAX 03-3231-6890

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

*提携
SANOFI
製造販売元
鳥居薬品株式会社
東京都中央区日本橋本町3-4-1

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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