HMG-CoA還元酵素阻害剤
1錠 20.7円
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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**グレカプレビル・ピブレンタスビル (マヴィレット) | グレカプレビル・ピブレンタスビル(400mg・120mg)との併用により、アトルバスタチンのAUCが8.28倍、Cmaxが22.0倍に上昇したとの報告がある。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。 | 機序:グレカプレビルのOATP1B1/1B3及びBCRP阻害、ピブレンタスビルのOATP1B1及びBCRP阻害に基づく作用によるものと考えられている。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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*フィブラート系薬剤 ベザフィブラート等 | 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 | 機序:フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。 危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者 |
ニコチン酸製剤 ニセリトロール等 | 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 | 機序:ニコチン酸製剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。 危険因子:腎機能障害 |
免疫抑制剤 シクロスポリン等 | 1)筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 2)シクロスポリンとの併用により、本剤のAUC0→24hrが8.7倍に上昇したとの報告がある。 | 機序:1)シクロスポリンとHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用、2)シクロスポリンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝・胆汁中排泄に対する競合阻害に基づく相互作用、3)シクロスポリンによる本剤の肝への取り込み阻害に基づく相互作用が示唆されている。 危険因子:腎機能障害 |
**アゾール系抗真菌薬 イトラコナゾール等 エリスロマイシン | 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 | 機序:アゾール系抗真菌薬又はエリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。 危険因子:腎機能障害 |
**クラリスロマイシン | 本剤の血漿中薬物濃度の有意な上昇がみられた。 | 機序:クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用が考えられている。 |
**HIVプロテアーゼ阻害剤 ロピナビル・リトナビル ネルフィナビルメシル酸塩等 | ロピナビル・リトナビルとの併用により本剤のAUCが5.88倍、ネルフィナビルメシル酸塩との併用により本剤のAUCが約1.7倍に上昇するとの報告がある。 | 機序:これらの薬剤によるCYP3A4の阻害が考えられている。 |
**グラゾプレビル | グラゾプレビル(200mg)との併用により本剤の血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:5.66倍、AUC0−∞:3.00倍)との報告がある。 | 機序:グラゾプレビルによる腸管のCYP3A及びBCRPの阻害が考えられている。 |
**,*レテルモビル | レテルモビルとの併用により本剤の血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:2.17倍、AUC0−∞:3.29倍)との報告がある。 | 機序:レテルモビルによるCYP3A、OATP1B1/1B3及びBCRPの阻害が考えられている。 |
グレープフルーツジュース | グレープフルーツジュース1.2L/日との併用により、本剤のAUC0→72hrが約2.5倍に上昇したとの報告がある。 | 機序:グレープフルーツジュースによるCYP3A4の阻害が考えられている。 |
エファビレンツ | 本剤の血漿中薬物濃度が低下したとの報告がある。 | 機序:エファビレンツによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
リファンピシン | リファンピシン投与17時間後に本剤を投与したところ本剤の血漿中薬物濃度が低下したとの報告がある。 | 機序:リファンピシンによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
ベキサロテン | ベキサロテンとの併用により本剤のAUCが約50%低下したとの報告がある。 | 機序:ベキサロテンによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
陰イオン交換樹脂 | 本剤の血漿中薬物濃度が約25%低下したが、LDL-コレステロールの低下率はそれぞれを単独で使用したときより大きかった。 | 機序:これらの薬剤によるアトルバスタチンの吸収阻害(吸着)に基づく血漿中薬物濃度の低下が考えられている。 |
**ジゴキシン | 定常状態において血漿中ジゴキシン濃度が上昇することが報告されている。併用する場合は、血漿中薬物濃度のモニターを十分に行うこと。 | 機序:本剤によるジゴキシンのP-gpを介した排出の抑制が示唆されている。 |
経口避妊薬 ノルエチンドロン-エチニルエストラジオール | ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールの血漿中濃度の上昇が認められた。 | 機序:本剤によるノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールの初回通過効果の減少が考えられている。 |