1
山村秀夫ほか:医学と薬学.1984; 11:1829-1838
2
花岡一雄ほか:臨床麻酔.1985; 9:367-370
3
テルモ株式会社:塩化ビニル製チューブへの吸着量の測定(社内資料)
4
第十八改正日本薬局方解説書:廣川書店.2021; C3911-C3916
血圧降下剤/血管拡張剤
1筒 1091円
有効成分 | ニトログリセリン 25mg | |
---|---|---|
添加剤 | D-マンニトール 2535mg | 希塩酸 適量 |
剤形 | 液 |
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色調 | 無色澄明 |
pH | 3.5~6.0 |
浸透圧比 | 約1(生理食塩液に対する比) |
効能・効果 | 用法・用量 |
手術時の低血圧維持 | 1~5μg/kg/分の投与量で投与を開始し、目的値まで血圧を下げ、以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節する。 |
手術時の異常高血圧の救急処置 | 0.5~5μg/kg/分の投与量で投与を開始し、目的値まで血圧を下げ、以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節する。 |
急性心不全 (慢性心不全の急性増悪期を含む) | 0.05~0.1μg/kg/分の投与量で投与を開始し、目的とする血行動態を得るまで血圧、左心室充満圧などの循環動態をモニターしながら5~15分ごとに0.1~0.2μg/kg/分ずつ増量し、最適点滴速度で維持する。 |
不安定狭心症 | 0.1~0.2μg/kg/分の投与量で投与を開始し、発作の経過及び血圧をモニターしながら約5分ごとに0.1~0.2μg/kg/分ずつ増量し、1~2μg/kg/分で維持する。効果がみられない場合には20~40μg/kgの静注を1時間ごとに併用する。なお、静注する場合は1~3分かけて緩徐に投与する。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤 シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ、レバチオ) バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ) タダラフィル(シアリス、アドシルカ、ザルティア) | 併用により、降圧作用を増強することがある。 本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認すること。また、本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意すること。 | 本剤はcGMPの産生を促進し、一方、ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する。 |
グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤 リオシグアト(アデムパス) | 併用により、降圧作用を増強することがある。 本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認すること。また、本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意すること。 | 本剤とグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤は、ともにcGMPの産生を促進することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
パンクロニウム | パンクロニウムの神経筋遮断効果を延長することがある。 | 機序不明 |
利尿剤 他の血管拡張剤 | 血圧低下が増強されることがある。 | ともに血圧低下作用を有する。 |
ヘパリン | ヘパリンの作用を減弱するとの報告がある。 | 機序不明 |
0.2~5%未満 | 0.2%未満 | 頻度不明 | |
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循環器 | 頻脈注)、不整脈 | ||
血液 | メトヘモグロビン血症 | ||
呼吸器 | Pa02(動脈血酸素分圧)低下 | ||
精神神経系 | 頭痛・頭重感 | ||
消化器 | 悪心・嘔吐 | ||
その他 | 代謝性アシドーシス、脳浮腫、胸部不快感、倦怠感、口内乾燥感、あくび | 乏尿 |
押子をまっすぐ挿入し、押子接続用部品に軽く突き当てる。 | |
押子を時計回りに回し、しっかりと接続すること(カチッという音がしたら、それ以上押子を回転させないこと)。[押子の接続が適切でない場合、“サイフォニング(自然落下による急速注入)”や“逆流”が起こるおそれがある。また、ガスケットが歪んだり、ガスケットと押子接続用部品の間に隙間があると、エアー混入、液漏れやシリンジポンプの残量警報が発報しないおそれがある。] |
キャップを矢印の方向に回して外す。 | |
シリンジポンプにセットする前に、十分注意して外筒内のエアーを抜き取る。シリンジ先端部に直接手が触れないよう注意し、注入ラインの接合部をしっかりと装着・ロックさせる。 | |
シリンジポンプの取扱説明書に従い、スライダーのフックに確実にセットし、投与する。[正しくセットされていない場合、“サイフォニング”や“逆流”が起こるおそれがある。] |