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閲覧履歴

カムシア配合錠LD「サンド」

持続性アンジオテンシンII受容体拮抗薬、持続性Ca拮抗薬配合剤

1錠 40.3円

作成又は改訂年月

**
2017年7月改訂
(第3版)
*
2016年1月改訂

日本標準商品分類番号

872149

薬効分類名

持続性アンジオテンシンII受容体拮抗薬
持続性Ca拮抗薬配合剤

承認等

販売名

カムシア配合錠LD「サンド」

販売名コード

2149116F1047

承認・許可番号

22700AMX00882000
Camshia Combination Tablets LD [SANDOZ]

薬価基準収載年月

2015年12月

販売開始年月

2016年3月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
包装に表示

基準名

日本薬局方
カンデサルタン シレキセチル・アムロジピンベシル酸塩錠

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分・含量(1錠中)
日局 カンデサルタン シレキセチル 8mg
日局 アムロジピンベシル酸塩 3.47mg
(アムロジピンとして2.5mg)
添加物
D-マンニトール、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、黄色三二酸化鉄

性状

色・剤形(又は性状)淡黄色の素錠
外形
外形
外形
側面
大きさ
直径
長径8.5mm
短径5.0mm
大きさ
厚さ
3.2mm
質量125mg

販売名

カムシア配合錠HD「サンド」

販売名コード

2149116F2043

承認・許可番号

22700AMX00881000
Camshia Combination Tablets HD [SANDOZ]

薬価基準収載年月

2015年12月

販売開始年月

2016年3月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
包装に表示

基準名

日本薬局方
カンデサルタン シレキセチル・アムロジピンベシル酸塩錠

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分・含量(1錠中)
日局 カンデサルタン シレキセチル 8mg
日局 アムロジピンベシル酸塩 6.93mg
(アムロジピンとして5mg)
添加物
D-マンニトール、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、三二酸化鉄

性状

色・剤形(又は性状)淡赤色の素錠
外形
外形
外形
側面
大きさ
直径
長径8.5mm
短径5.0mm
大きさ
厚さ
3.3mm
質量130mg

禁忌

本剤の成分あるいは他のジヒドロピリジン系薬剤に対する過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。](「重要な基本的注意」の項参照)

効能又は効果

効能又は効果に関連する使用上の注意

過度な血圧低下のおそれ等があり、本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと。
高血圧症

用法及び用量

成人には1日1回1錠(カンデサルタン シレキセチル/アムロジピンとして8mg/2.5mg又は8mg/5mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。

用法及び用量に関連する使用上の注意

以下のカンデサルタン シレキセチルとアムロジピンベシル酸塩の用法及び用量を踏まえ、患者毎に用量を決めること。
カンデサルタン シレキセチル
・高血圧症
通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4〜8mgを経口投与し、必要に応じ12mgまで増量する。ただし、腎障害を伴う場合には、1日1回2mgから投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する。
アムロジピンベシル酸塩
・高血圧症
通常、成人にはアムロジピンとして2.5〜5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
原則として、カンデサルタン シレキセチル8mg及びアムロジピンとして2.5〜5mgを併用している場合、あるいはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に、本剤への切り替えを検討すること。

使用上の注意

慎重投与

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者[カンデサルタン シレキセチルは腎機能を悪化させるおそれがある。](「重要な基本的注意」の項参照)
腎障害のある患者[過度の降圧により腎機能が悪化するおそれがある。]
高カリウム血症の患者[カンデサルタン シレキセチルは高カリウム血症を増悪させるおそれがある。](「重要な基本的注意」の項参照)
肝障害のある患者[(1)カンデサルタン シレキセチルは肝機能を悪化させるおそれがある。また、活性代謝物カンデサルタンのクリアランスが低下することが推定されている。(2)アムロジピンベシル酸塩は主に肝で代謝されるため、肝障害のある患者では、血中濃度半減期の延長及び血中濃度-時間曲線下面積(AUC)が増大することがある。]
薬剤過敏症の既往歴のある患者
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

本剤は、カンデサルタン シレキセチル8mgとアムロジピンとして2.5mgあるいは5mgとの配合剤であり、カンデサルタン シレキセチルとアムロジピンベシル酸塩双方の副作用が発現するおそれがあるため、適切に本剤の使用を検討すること。
カンデサルタン シレキセチルは、両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
カンデサルタン シレキセチルは、高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
アリスキレンフマル酸塩を併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
カンデサルタン シレキセチルの投与により、まれに血圧が急激に低下し、ショック、失神、一過性の意識消失や腎機能の低下を起こすおそれがあるので、特に次の患者に投与する場合は、血圧、腎機能及び患者の状態を十分に観察すること。(「副作用 重大な副作用」の項参照)
血液透析中の患者
厳重な減塩療法中の患者
利尿剤投与中の患者(特に最近利尿剤投与を開始した患者)
低ナトリウム血症の患者
腎障害のある患者
心不全を合併する患者
降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
手術前24時間は投与しないことが望ましい(アンジオテンシンII受容体拮抗剤投与中の患者は、麻酔及び手術中にレニン-アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下を起こす可能性がある)。
アムロジピンベシル酸塩は血中濃度半減期が長く投与中止後も緩徐な降圧効果が認められるので、本剤投与中止後に他の降圧剤を使用するときは、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

相互作用

アムロジピンの代謝には主として薬物代謝酵素CYP3A4が関与していると考えられている。

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
降圧作用を有する他の薬剤
 β-遮断剤
 ニトログリセリン
 シルデナフィル等
降圧作用が増強するおそれがある。用量調節等に注意すること。作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する。
カリウム保持性利尿剤
 スピロノラクトン
 トリアムテレン等
エプレレノン
カリウム補給剤
血清カリウム値が上昇することがあるので注意すること。カンデサルタン シレキセチルのアルドステロン分泌抑制作用によりカリウム貯留作用が増強することによる。
危険因子:特に腎機能障害のある患者
利尿剤
 フロセミド
 トリクロルメチアジド等
利尿剤で治療を受けている患者に本剤を初めて投与する場合、降圧作用が増強するおそれがあるので、慎重に投与すること。利尿剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、カンデサルタン シレキセチルが奏効しやすい。
アリスキレンフマル酸塩腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
炭酸リチウムカンデサルタン シレキセチルとの併用において、リチウム中毒が報告されているので、リチウムと併用する場合には、血中のリチウム濃度に注意すること。カンデサルタン シレキセチルにより腎尿細管におけるリチウムの再吸収が促進される。
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤
 インドメタシン等
降圧作用が減弱することがある。非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤は血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害することから、降圧作用を減弱させる可能性があると考えられている。
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤
 インドメタシン等
腎障害のある患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられている。
CYP3A4阻害剤
 エリスロマイシン
 ジルチアゼム
 リトナビル
 イトラコナゾール等
アムロジピンの血中濃度が上昇するおそれがある。
エリスロマイシン又はジルチアゼムとの併用により、アムロジピンの血中濃度が上昇したとの報告がある。
アムロジピンの代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。
CYP3A4誘導剤
 リファンピシン等
アムロジピンの血中濃度が低下するおそれがある。アムロジピンの代謝が促進される可能性が考えられる。
グレープフルーツジュース降圧作用が増強されるおそれがある。同時服用をしないように注意すること。グレープフルーツに含まれる成分がアムロジピンの代謝を阻害し、アムロジピンの血中濃度が上昇する可能性が考えられる。
シンバスタチンアムロジピンベシル酸塩とシンバスタチン80mg(国内未承認の高用量)との併用により、シンバスタチンのAUCが77%上昇したとの報告がある。機序は不明である。
タクロリムスアムロジピンベシル酸塩との併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。アムロジピンとタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

血管浮腫
(頻度不明)
顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック、失神、意識消失
(頻度不明)
ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿剤投与中あるいは心不全を合併する患者では、患者の状態を十分に観察しながら投与を行うこと。
急性腎不全
(頻度不明)
急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高カリウム血症
(頻度不明)
重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
*劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
無顆粒球症、白血球減少
(頻度不明)
無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
*横紋筋融解症
(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
間質性肺炎
(頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
低血糖
(頻度不明)
低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少
(頻度不明)
血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
房室ブロック
(頻度不明)
房室ブロック(初期症状:徐脈、めまい等)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

過敏症注1)
頻度不明
発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒、光線過敏症、多形紅斑、血管炎
循環器
頻度不明
めまい注2)、ほてり(熱感、顔面紅潮等)、血圧低下、ふらつき注2)立ちくらみ注2)、胸痛、動悸、期外収縮、心房細動、徐脈、洞房ブロック、洞停止、頻脈
精神神経系
頻度不明
頭痛、頭重感、不眠、眠気、舌のしびれ感、四肢のしびれ感、気分動揺、末梢神経障害、振戦、錐体外路症状
消化器
頻度不明
胃部不快感、腹部膨満、下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、心窩部痛、便秘、軟便、排便回数増加、口内炎、味覚異常、口渇、消化不良、胃腸炎、膵炎
肝臓
頻度不明
ALT(GPT)、γ-GTP、AST(GOT)、AL-P、LDHの上昇、腹水
血液
頻度不明
白血球増多、好酸球増多、貧血、白血球減少、赤血球減少、紫斑
腎臓
頻度不明
BUNの上昇、クレアチニンの上昇、蛋白尿
その他
頻度不明
咳、耳鳴、血中CK(CPK)上昇、血中尿酸上昇、尿管結石、倦怠感、脱力感、疲労、鼻出血、頻尿、夜間頻尿、尿潜血陽性、浮腫、血中カリウム上昇、血中カリウム減少、総コレステロール上昇、CRP上昇、血清総タンパク減少、低ナトリウム血症、腰背部痛、筋肉痛、関節痛、筋痙攣、筋緊張亢進、勃起障害、排尿障害、(連用により)歯肉肥厚、女性化乳房、脱毛、多汗、鼻炎、体重増加、体重減少、疼痛、皮膚変色、発熱、視力異常、呼吸困難、異常感覚、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性
注1)このような場合には投与を中止すること。
注2)このような場合には減量、休薬など適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

高齢者には、次の点に注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)。
アムロジピンベシル酸塩は高齢者での体内動態試験で血中濃度が高く、血中濃度半減期が長くなる傾向が認められているので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。[(1)妊娠中期及び末期にカンデサルタン シレキセチルを含むアンジオテンシンII受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形、肺の低形成等があらわれたとの報告がある。(2)アムロジピンベシル酸塩は動物実験で妊娠末期に投与すると妊娠期間及び分娩時間が延長することが認められている。]
**授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[(1)ラットの周産期及び授乳期にカンデサルタン シレキセチルを強制経口投与すると、10mg/kg/日以上の群で出生児に水腎症の発生増加が認められている。なお、ラットの妊娠末期のみ、あるいは授乳期のみにカンデサルタン シレキセチルを投与した場合、いずれも300mg/kg/日で出生児に水腎症の増加が認められている。(2)アムロジピンベシル酸塩はヒト母乳中へ移行することが報告されている。1)

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

過量投与

症状
本剤を過量に服用した場合、ショックを含む著しい血圧低下と反射性頻脈を起こすことがある。
処置
心・呼吸機能のモニターを行い、頻回に血圧を測定する。著しい血圧低下が認められた場合は、四肢の拳上、輸液の投与等、心血管系に対する処置を行う。症状が改善しない場合は、循環血液量及び排尿量に注意しながら昇圧剤の投与を考慮する。本剤の配合成分であるカンデサルタン及びアムロジピンは蛋白結合率が高いため、透析による除去は有効ではない。また、アムロジピンベシル酸塩服用直後に活性炭を投与した場合、アムロジピンのAUCは99%減少し、服用2時間後では49%減少したことから、過量投与時の吸収抑制処置として活性炭投与が有効であると報告されている。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

因果関係は明らかでないが、アムロジピンベシル酸塩による治療中に心筋梗塞や不整脈(心室性頻拍を含む)がみられたとの報告がある。

薬物動態

生物学的同等性試験
カムシア配合錠LD「サンド」2)
カムシア配合錠LD「サンド」は「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日 薬食審査発0229第10号)」に基づき、カムシア配合錠HD「サンド」を標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた。
カムシア配合錠HD「サンド」3)
カムシア配合錠HD「サンド」と標準製剤(錠剤)を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(カンデサルタン シレキセチルとして8mg及びアムロジピンとして5mg)健康成人男性に絶食下単回経口投与して血漿中カンデサルタン及びアムロジピン濃度を測定した。得られたカンデサルタン及びアムロジピンの薬物動態パラメータ(AUCt、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、いずれもlog(0.80)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。

(表1参照)

(表2参照)
なお、血漿中濃度並びにAUC、Cmax等の薬物動態パラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
溶出挙動4),5)
カムシア配合錠LD「サンド」及びカムシア配合錠HD「サンド」は、日本薬局方医薬品各条に定められたカンデサルタン シレキセチル・アムロジピンベシル酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている。
表1 薬物動態パラメータ(カンデサルタン)
 AUCt
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
tmax
(hr)
t1/2
(hr)
カムシア配合錠HD「サンド」777.0±227.966.9±24.54.8±1.19.4±5.0
標準製剤(錠剤)833.6±244.973.4±23.64.7±1.18.2±3.4
(Mean±S.D., n=38)
表2 薬物動態パラメータ(アムロジピン)
 AUCt
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
tmax
(hr)
t1/2
(hr)
カムシア配合錠HD「サンド」109.9±32.03.2±0.86.3±1.239.7±21.4
標準製剤(錠剤)108.5±30.93.2±0.86.7±1.836.5±7.0
(Mean±S.D., n=38)

薬効薬理

カンデサルタン シレキセチルはプロドラッグであり、経口投与後体内で活性代謝物カンデサルタンとなり作用を発現する。カンデサルタンは、アンギオテンシンII受容体のうちAT1受容体と選択的に結合し、アンギオテンシンIIの生理作用を阻害することによって降圧作用を現す。すなわち、血管平滑筋のAT1受容体でアンギオテンシンIIと拮抗してその血管収縮作用を抑制するが、同受容体を介した副腎でのアルドステロン遊離作用に対する抑制も降圧作用に関与すると考えられている。6)
アムロジピンベシル酸塩は、ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬として作用を示すが、作用の発現が緩徐で持続的であるという特徴を有する。
ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬は膜電位依存性L型カルシウムチャネルに特異的に結合し、細胞内へのカルシウムの流入を減少させることにより、冠血管や末梢血管の平滑筋を弛緩させる。7)

有効成分に関する理化学的知見

カンデサルタン シレキセチル
構造式
一般名
カンデサルタン シレキセチル(Candesartan Cilexetil)
**化学名
(1RS)-1-(Cyclohexyloxycarbonyloxy)ethyl 2-ethoxy-1-{[2´-(1H-tetrazol-5-yl)biphenyl-4-yl]methyl}-1H-benzimidazole-7-carboxylate
分子式
C33H34N6O6
分子量
610.66
性状
白色の結晶又は結晶性の粉末である。
酢酸(100)にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
メタノール溶液(1→100)は旋光性を示さない。
結晶多形が認められる。
アムロジピンベシル酸塩
構造式
一般名
アムロジピンベシル酸塩(Amlodipine Besilate)
化学名
3-Ethyl 5-methyl(4RS)-2-[(2-aminoethoxy)methyl]-4-(2-chlorophenyl)-6-methyl-1,4-dihydropyridine-3,5-dicarboxylate monobenzenesulfonate
分子式
C20H25ClN2O5・C6H6O3S
分子量
567.05
性状
白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。
メタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水に溶けにくい。
メタノール溶液(1→100)は旋光性を示さない。
融点
約198℃(分解)

取扱い上の注意

安定性試験8),9)
最終包装製品を用いた加速試験(40±1℃、相対湿度75±5%、6ヵ月)の結果、カムシア配合錠LD「サンド」及びカムシア配合錠HD「サンド」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

包装

カムシア配合錠LD「サンド」:100錠(PTP)、140錠(PTP)、500錠(PTP、バラ)、700錠(PTP)
カムシア配合錠HD「サンド」:100錠(PTP)、140錠(PTP)、500錠(PTP、バラ)、700錠(PTP)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
**Naito T. et al.:J. Hum. Lact., 31(2), 301(2015)
2
カムシア配合錠LD「サンド」の生物学的同等性試験に関する資料−溶出試験−(サンド株式会社社内資料)
3
カムシア配合錠HD「サンド」の生物学的同等性試験に関する資料(サンド株式会社社内資料)
4
カムシア配合錠LD「サンド」の溶出試験に関する資料(サンド株式会社社内資料)
5
カムシア配合錠HD「サンド」の溶出試験に関する資料(サンド株式会社社内資料)
6
**第十七改正日本薬局方解説書(廣川書店)C-1368(2016)
7
**第十七改正日本薬局方解説書(廣川書店)C-284(2016)
8
カムシア配合錠LD「サンド」の安定性試験に関する資料(サンド株式会社社内資料)
9
カムシア配合錠HD「サンド」の安定性試験に関する資料(サンド株式会社社内資料)

文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
サンド株式会社 カスタマーケアグループ
〒105-6333 東京都港区虎ノ門1-23-1
フリーコール 0120-982-001
FAX 03-6257-3633

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売
サンド株式会社
山形県上山市新金谷827-7
URL:http://www.sandoz.jp/

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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