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閲覧履歴

ドキサゾシン錠1mg「日医工」

血圧降下剤

1錠 10.1円

作成又は改訂年月

*
2017年4月改訂
(第2版)
2013年6月作成

日本標準商品分類番号

872149

薬効分類名

血圧降下剤

承認等

販売名

ドキサゾシン錠0.5mg「日医工」

販売名コード

2149026F1174

承認・許可番号

22500AMX00833000
Doxazosin

薬価基準収載年月

2013年6月

販売開始年月

2013年6月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に表示の使用期限内に使用すること

基準名

日本薬局方
ドキサゾシンメシル酸塩錠

規制区分

処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分の名称
ドキサゾシンメシル酸塩
含量(1錠中)
0.607mg(ドキサゾシンとして0.5mg)
添加物
乳糖,セルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ラウリル硫酸ナトリウム,デンプングリコール酸ナトリウム,二酸化ケイ素,ステアリン酸マグネシウム

製剤の性状

剤形・色調白色の素錠
外形
表面
質量:90mg
裏面
直径:6.1mm
側面
厚さ:2.7mm
本体コード724
0.5
包装コード724

販売名

ドキサゾシン錠1mg「日医工」

販売名コード

2149026F2219

承認・許可番号

22500AMX00658000
Doxazosin

薬価基準収載年月

2013年6月

販売開始年月

2013年6月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に表示の使用期限内に使用すること

基準名

日本薬局方
ドキサゾシンメシル酸塩錠

規制区分

処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分の名称
ドキサゾシンメシル酸塩
含量(1錠中)
1.213mg(ドキサゾシンとして1mg)
添加物
乳糖,セルロース,ラウリル硫酸ナトリウム,ポビドン,デンプングリコール酸ナトリウム,ステアリン酸マグネシウム

性状

剤形・色調白色の割線入りの素錠
外形
表面
質量:120mg
裏面
直径:7.0mm
側面
厚さ:3.1mm
本体コード735
包装コード735

販売名

ドキサゾシン錠2mg「日医工」

販売名コード

2149026F3215

承認・許可番号

22500AMX00659000
Doxazosin

薬価基準収載年月

2013年6月

販売開始年月

2013年6月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に表示の使用期限内に使用すること

基準名

日本薬局方
ドキサゾシンメシル酸塩錠

規制区分

処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分の名称
ドキサゾシンメシル酸塩
含量(1錠中)
2.43mg(ドキサゾシンとして2mg)
添加物
乳糖,セルロース,ラウリル硫酸ナトリウム,デンプングリコール酸ナトリウム,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸マグネシウム,黄色5号

製剤の性状

剤形・色調淡だいだい色の割線入りの素錠
外形
表面
質量:120mg
裏面
直径:7.0mm
側面
厚さ:3.1mm
本体コード737
包装コード737

販売名

ドキサゾシン錠4mg「日医工」

販売名コード

2149026F4173

承認・許可番号

22500AMX00660000
Doxazosin

薬価基準収載年月

2013年6月

販売開始年月

2013年6月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に表示の使用期限内に使用すること

基準名

日本薬局方
ドキサゾシンメシル酸塩錠

規制区分

処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分の名称
ドキサゾシンメシル酸塩
含量(1錠中)
4.852mg(ドキサゾシンとして4mg)
添加物
乳糖,セルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ラウリル硫酸ナトリウム,デンプングリコール酸ナトリウム,二酸化ケイ素,ステアリン酸マグネシウム

製剤の性状

剤形・色調白色の割線入りの素錠
外形
表面
質量:200mg
裏面
直径:8.1mm
側面
厚さ:3.1mm
本体コード741
4
包装コード741

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

高血圧症
褐色細胞腫による高血圧症

用法及び用量

通常,成人にはドキサゾシンとして1日1回0.5mgより投与を始め,効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1〜4mgに漸増し,1日1回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日最高投与量は8mgまでとする。
ただし,褐色細胞腫による高血圧症に対しては1日最高投与量を16mgまでとする。

使用上の注意

慎重投与

ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤を服用している患者(「相互作用」の項参照)
肝機能障害のある患者[主として肝臓で代謝されるため,血中濃度−時間曲線下面積(AUC)が増大することがある。]

重要な基本的注意

起立性低血圧があらわれることがあるので,臥位のみならず立位又は坐位で血圧測定を行い,体位変換による血圧変化を考慮し,坐位にて血圧をコントロールすること。
本剤の投与初期又は用量の急増時等に,立ちくらみ,めまい,脱力感,発汗,動悸・心悸亢進等があらわれることがある。その際は仰臥位をとらせるなどの適切な処置を行うこと。また,必要に応じて対症療法を行うこと。
本剤の投与初期又は用量の急増時等に起立性低血圧に基づくめまい等があらわれることがあるので,高所作業,自動車の運転等危険を伴う作業に従事する場合には注意させること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
利尿剤又は他の降圧剤相互に作用を増強するおそれがあるので,減量するなど注意すること。相互に作用を増強するおそれがある。
ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤
 バルデナフィル塩酸塩水和物,
 タダラフィル,
 シルデナフィルクエン酸塩
併用によりめまい等の自覚症状を伴う症候性低血圧を来したとの報告がある。血管拡張作用による降圧作用を有するため,本剤の降圧作用を増強することがある。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1
失神・意識喪失
頻度不明
失神・意識喪失があらわれることがある。これは起立性低血圧によることが多いので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,仰臥位をとらせるなど適切な処置を行うこと。
2
不整脈
頻度不明
不整脈があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
3
脳血管障害
頻度不明
脳血管障害があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
4
狭心症
頻度不明
狭心症があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
5
心筋梗塞
頻度不明
心筋梗塞があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
6
無顆粒球症,白血球減少,血小板減少
頻度不明
無顆粒球症,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
7
肝炎,肝機能障害,黄疸
頻度不明
肝炎,AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 頻度不明
肝臓AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,Al-P上昇,LDH上昇,胆汁うっ滞
循環器起立性めまい,起立性低血圧,低血圧,動悸・心悸亢進,頻脈,ほてり(顔面潮紅等),胸痛・胸部圧迫感,徐脈
精神・神経系めまい,頭痛・頭重,眩暈,眠気,不眠,しびれ感,耳鳴,興奮,振戦,知覚鈍麻,不安,うつ病,神経過敏
消化器悪心・嘔吐,腹痛,口渇,食欲不振,下痢,便秘,消化不良,鼓腸放屁
筋・骨格系関節痛,筋力低下,筋痙直,筋肉痛,背部痛
呼吸器息苦しさ,鼻出血,鼻炎,咳,気管支痙攣悪化,呼吸困難
泌尿・生殖器頻尿・夜間頻尿,尿失禁,持続勃起,勃起障害,射精障害(逆行性射精等),血尿,排尿障害,多尿
過敏症注)発疹,そう痒感,蕁麻疹,血管浮腫,光線過敏症
血液白血球減少,血小板減少,紫斑
かすみ目,術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)
その他けん怠感,浮腫,脱力感,異常感覚,発熱,発汗,疼痛,体重増加,女性化乳房,脱毛
注:発現した場合には投与を中止すること。
その他の副作用の注意
以上のような副作用が認められた場合には,必要に応じ,減量,投与中止等の適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)ので,低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
*ヒト母乳中への移行が報告されている1)ので,授乳中の婦人に投与する場合には授乳を中止させることが望ましい。
胎仔器官形成期投与試験にて,ラットへの120mg/kg投与及びウサギへの100mg/kg投与により胎仔死亡率の増加が報告されている。

小児等への投与

低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

過量投与

症状
過量投与により低血圧を起こす可能性がある。
処置
過量投与の結果低血圧になった場合には,直ちに患者を足高仰臥位に保つ。その他必要に応じて適切な処置を行う。本剤は蛋白結合率が高いため,透析は有用ではない。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

その他の注意

α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において,α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)があらわれるとの報告がある。

薬物動態

生物学的同等性試験
ドキサゾシン錠0.5mg「日医工」
ドキサゾシン錠0.5mg「日医工」は,「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成12年2月14日 医薬審64号)」に基づき,ドキサゾシンとして1mgを含有する製剤を標準製剤としたとき,溶出挙動が等しく,生物学的に同等とみなされた。2)
ドキサゾシン錠1mg「日医工」
ドキサゾシン錠1mg「日医工」及び標準製剤を,クロスオーバー法によりそれぞれ2錠(ドキサゾシンとして2mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中ドキサゾシン濃度を測定し,得られた薬物動態パラメータ(AUC,Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果,log(0.8)〜log(1.25)の範囲内であり,両剤の生物学的同等性が確認された。3)
(<ドキサゾシン錠1mg「日医工」>参照)
血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
ドキサゾシン錠2mg「日医工」
ドキサゾシン錠2mg「日医工」及び標準製剤を,クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(ドキサゾシンとして2mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中ドキサゾシン濃度を測定し,得られた薬物動態パラメータ(AUC,Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果,log(0.8)〜log(1.25)の範囲内であり,両剤の生物学的同等性が確認された。4)
(<ドキサゾシン錠2mg「日医工」>参照)
血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
ドキサゾシン錠4mg「日医工」
ドキサゾシン錠4mg「日医工」は,「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成12年2月14日 医薬審64号)」に基づき,ドキサゾシンとして2mgを含有する製剤を標準製剤としたとき,溶出挙動が等しく,生物学的に同等とみなされた。5)
溶出挙動
ドキサゾシン錠0.5mg「日医工」,ドキサゾシン錠1mg「日医工」,ドキサゾシン錠2mg「日医工」及びドキサゾシン錠4mg「日医工」は,日本薬局方医薬品各条に定められたドキサゾシンメシル酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている。6)
<ドキサゾシン錠1mg「日医工」>
判定パラメータ
AUC0→34
(ng・hr/mL)
判定パラメータ
Cmax
(ng/mL)
参考パラメータ
Tmax
(hr)
参考パラメータ
t1/2
(hr)
ドキサゾシン錠1mg「日医工」165.49±44.5613.43±3.583.10±1.4010.20±1.48
標準製剤
(錠剤,1mg)
156.12±36.6713.56±2.832.33±0.7910.34±2.36
(2錠投与,Mean±S.D., n=15)
<ドキサゾシン錠2mg「日医工」>
判定パラメータ
AUC0→34
(ng・hr/mL)
判定パラメータ
Cmax
(ng/mL)
参考パラメータ
Tmax
(hr)
参考パラメータ
t1/2
(hr)
ドキサゾシン錠2mg「日医工」175.21±46.5713.22±1.893.67±1.4611.73±2.41
標準製剤
(錠剤,2mg)
174.40±48.6514.03±1.662.67±0.8311.27±2.66
(1錠投与,Mean±S.D., n=9)

薬効薬理

アドレナリンα1受容体の選択的遮断薬。α1受容体刺激作用に拮抗し,血管平滑筋のα1受容体を遮断して降圧作用を示す。7)

有効成分に関する理化学的知見

一般名
ドキサゾシンメシル酸塩(Doxazosin Mesilate)
化学名
1-(4-Amino-6,7-dimethoxyquinazolin-2-yl)-4-{[(2RS)-2,3-dihydro-1,4-benzodioxin-2-yl]carbonyl}piperazine monomethansulfonate
構造式
分子式
C23H25N5O5・CH4O3S
分子量
547.58
性状
白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。
ジメチルスルホキシドに溶けやすく,水又はメタノールに溶けにくく,エタノール(99.5)に極めて溶けにくい。
本品のジメチルスルホキシド溶液(1→20)は旋光性を示さない。
融点
約272℃(分解)

取扱い上の注意

安定性試験
本品につき加速試験(40℃,相対湿度75%,6ヵ月)を行った結果,ドキサゾシン錠0.5mg「日医工」,ドキサゾシン錠1mg「日医工」,ドキサゾシン錠2mg「日医工」及びドキサゾシン錠4mg「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。8)

包装

ドキサゾシン錠0.5mg「日医工」
100錠(10錠×10;PTP)
ドキサゾシン錠1mg「日医工」
100錠(10錠×10;PTP)
500錠(10錠×50;PTP)
500錠(バラ)
ドキサゾシン錠2mg「日医工」
100錠(10錠×10;PTP)
500錠(10錠×50;PTP)
500錠(バラ)
ドキサゾシン錠4mg「日医工」
100錠(10錠×10;PTP)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
Berit, P. J. et al.:J Hum Lact,29(2),150(2013)
2
日医工株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(錠0.5mg)
3
日医工株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(錠1mg)
4
日医工株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(錠2mg)
5
日医工株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(錠4mg)
6
日医工株式会社 社内資料:溶出試験
7
第十七改正日本薬局方解説書 C-3325,廣川書店,東京(2016)
8
日医工株式会社 社内資料:安定性試験

文献請求先

主要文献欄に記載の文献・社内資料は下記にご請求下さい。
 日医工株式会社 お客様サポートセンター
 〒930-8583 富山市総曲輪1丁目6番21
 フリーダイアル(0120)517-215
 Fax(076)442-8948

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
日医工株式会社
富山市総曲輪1丁目6番21

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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