総合感冒剤
1g 6.5円
性状・剤形 | 白色の顆粒剤である。 |
---|
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン | クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。 | サリチル酸製剤(アスピリン等)は血小板凝集抑制作用,消化管刺激による出血作用を有する。また,血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し,これらの薬剤を遊離させる。 |
糖尿病用剤 インスリン製剤,トルブタミド等 | 糖尿病用剤の作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。 | サリチル酸製剤(アスピリン等)は血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し,これらの薬剤を遊離させる。 |
中枢神経抑制剤 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。 | プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は中枢神経抑制作用を有する。 |
アルコール | 相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。 | プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は中枢神経抑制作用を有する。 |
アルコール | アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある。 | アルコールによりアセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される。 |
降圧剤 | 相互に降圧作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。 | プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は降圧作用を有する。 |
抗コリン作用を有する薬剤 フェノチアジン系化合物,三環系抗うつ剤等 | 臨床症状:相互に抗コリン作用を増強することがある。 更には,腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し,麻痺性イレウスに移行することがある。なお,この悪心・嘔吐は,本剤及び他のフェノチアジン系化合物等の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。 措置方法:減量するなど慎重に投与すること。また,腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。 | プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は抗コリン作用を有する。 |
症状 | PL配合顆粒 改善例数/有効性 評価対象例数 | PL配合顆粒 改善率 (%) | プラセボ 改善例数/有効性 評価対象例数 | プラセボ 改善率 (%) | 検定結果 |
鼻汁 | 63/73 | 86.3 | 45/66 | 68.2 | p<0.01 |
鼻閉 | 44/48 | 91.7 | 23/44 | 52.3 | p<0.01 |
咽頭痛 | 53/64 | 82.8 | 37/57 | 64.9 | p<0.01 |
頭痛 | 41/45 | 91.1 | 34/47 | 72.3 | p<0.01 |
関節痛 | 7/8 | - | 11/16 | 68.8 | N.S. |
筋肉痛 | 4/5 | - | - | - | − |
発熱 | 17/19 | 89.5 | 5/13 | 38.5 | p<0.01 |
投与前値 | 投与後の変動値 30分 | 投与後の変動値 60分 | 投与後の変動値 120分 | 投与後の変動値 180分 | 投与後の変動値 240分 | |
直腸温(℃) | 36.62 | −1.54 | −2.00 | −0.58 | −0.27 | −0.20 |
投与経路\試験法 | ハフナー変法 | 酢酸ライジング法 |
皮下投与 | 236 | 193 |
経口投与 | 460 | 372 |